>>97
……はァ…、ん…っ
最初――なら、二度目、三度目は……なァ、どうなんだよ
(理解を見せてやった矢先、言い訳は男の意識の隅にしこりを残す)
(濡れた声を堪える様子が嗜虐欲を湧き立たせるのは、それこそ暫く前に実証済み)
(やだ、と若干の困惑を見せながらも蕩けた表情を見せる司に、)
(抱えた腰を持ち上げ、より鋭角に際奥へとノックを繰り返し問い詰める)
やっぱダメダメ、無理だ、俺がヤダもん――…よっ!
(リズム良く腰をぶつけ蜜を弾けさせる、卑猥な腰つきとは不似合いな口振りで首を振り)
(自分の手は違う、と告げて啼く彼女の言葉は真実なのだろうが、)
(男の性分からすれば――徹底的にしておかなければ気がすまない)
喘いで無くても…絶対……俺も愉しめそうな顔してんだ、お前は
擽ってェとかできっちりいなせる様になるまで……いろんなトコで仕込んでやる――、っ
(心地よく、幸せ一杯――なんて思えそうな司の表情をジッと見下ろしながら、)
(大きく広げさせた脚の合間、結合部から見え隠れする楔は着実に膨れ上がって)
(必死に伝えようと舌を覗かせて啼く唇につい、お預けしていたのを忘れて)
(唇への「甘い口付け」を男から与えて、貪りついてしまう)
…ん、その、っ代わりと言っちゃなんだが……
訓練の後には、こうしてッ……奥、良くして注いでやっからな…!
(それなら頑張れるだろう――と卑猥な甘さを持った飴をぶらさげ、)
(胎内で大きく脈打ち煽った楔が、じゅぷっと一際水音を響かせて司をベッドへと沈み込ませにかかり)
(交わるための口実のようであっても、先立って告げた甘い言葉は真実で)
(男の視線は口付けで間近な司の瞳から逸らさずにいた)