>>170-171
一心不乱にその大きく柔らかな乳房を揉み込んでいると、いつしか掌に汗以外の湿り気を感じて一度動きを止める。
鼻をヒクヒクと動かせば、汗とフェロモンが混じったような女性特有の体臭に混じって、甘い母乳の匂いが混じる。
肩越しに覗きこむように胸元を見れば、乳首の位置辺りのブラウスがべっとりと濡れ、その下の黒いブラジャーが透けて見える。

(この女、子持ちなのか? ……子持ちなのにこんな事してるなんて、余程の好き者だぜ)

精液の匂いに口に溜まった生唾を飲み込む人妻に、若いサラリーマンは女が欲求不満であることを確信により性欲を煽られる。

(そんなに欲しいならもっとしてやる……)

吸い付くような肌理の細かい太腿をパンスト越しに遠慮無く掌を滑らせて愛撫しつつも、ぎりぎりショーツには触れず。
まだブラウスをはっきりと持ち上げ、男に柔らかさと大きさを伝えるたわわな乳房に添えた掌。
今までより強くその中身に貯められた母乳を絞り出す様に、乳房の付け根から乳首の先端へとギュッと押し出すように捏ね回す。
少し痛みすら感じかねない強めの愛撫に人妻が歓喜に体を震わせれば、少し焦らすように尻肉で擦る股間のスピードと押し付けの強さを弱める。

(この女、焦らしたらどんな反応を見せるのか……)

あまり乳房の大きさと柔らかさに夢中になりすぎて不覚にも早漏してしまったので、今度はそうならぬようインターバルをとるつもりだった。
それでも搾乳しつつ乳房を愛撫し、太腿を愛撫し続けれる。
女の体に淫欲の焔が燃え上がり全身を、スポーツをした時にかく汗とは明らかに異なる匂いの汗に体がしっとり濡れるのを感じて。

(さて、さすがにここで挿入する訳にもいかないし……どうしたものか)

男は少し思案していた。先程から少しずつ周りの客の視線を感じ始めていた。

「えっ、マジ?」「きっもーっ」

こちらをチラリと見た女子高生らしい少女たちの呟きさえ微かに聞こえる。
そろそろ退き時か? 
極上の爆乳人妻の体を堪能しつつも、僅かな冷静さをまだ失っていない若い稚拙な痴漢。
ここでこの体を手放すのは惜しいが、苦労して内定を勝ち取り就職した今の安定した立場も手放したくない。
二つの相反する考えに逡巡し、愛撫する両手の動きが鈍った時。

自分の両腕の中で痴漢の快感に体を戦慄かせていた人妻のゴソゴソとした動きを感じる。
その微かな振動に気付き視線を落とせば、自らの手でスカートの裾を捲り上げてゆく女の痴態。
尻たぶの丸みと肌の白さを透かし見せるパンストに、最低限の場所しか隠さない煽情的に小さなTバックのショーツ。
そして少し浮かすように離していた股間を追い求めるように押し付けられる人妻の美尻。
それらが若き痴漢の理性を確実に削りとって行き。
太腿に触れる手を、その付け根に滑らしその中心に息衝く女芯をそっと軽く押しこむ。
触れた指先にシットリと滑る粘液が滲むのを感じてしまえば、若く性欲を持て余す男が我慢できる訳もない。

そう、これは大人同士の合意の上の危険な遊び。
相手が求めるのであれば、こちらも与えるのに吝かではない。