>>93

はぁっ……、はぁ……、わぅ……、息……くるし、かった……
(プラットは過呼吸じみた呼吸の激しさで肺に空気を送り込んだ)
(その呼吸が落ち着きかける頃には息苦しさも、靄がかかりそうになった意識もすっかりいつもの通りになる)
(しかし、それこそが魚人の狙いだったのかそれを確認されると合図とともに再び水中に沈むことになる)
(それは首輪の呪いのせいで抵抗することは出来ない、もっとも首輪が無くても相手の土壌で抵抗するのはかなり難しいことだが)

―――――――――――っ、んぅ…………
(また呼吸すら許されない水中へと引きずり込まれてしまったプラット)
(羽交い絞めを解かれ首輪から延びる鎖に引っ張られて魚人との対面を強制させられてしまう)
(プラットの目に入るのは人と魚の混ざり合った醜悪な顔。こういう時は決まって反抗してきたはずなのに、今その心は芽生えずにいた)
(包むのは「怖い」「怖い」「怖い」「怖い」「怖い」という心の声、反響して反響して反響して自ら心を弱らせる)
(そんな心になってしまう程、ダズラスとリティアとの離別はプラットにとって大きかったのである)
(その誰かの為に頑張れる心は、”誰か”がいなくなった瞬間よわくなっても当然だった)

【乱数判定(首輪):4】

(そんな心では当然のように首輪への抵抗力なんて生まれない)
(ただ魚人の醜悪な顔が、自身の僅かな膨らみその頂点の突起へと近づいていくのを見守るしか出来なかった)


【お久しぶりです! 忙しかったり、書けないのは仕方ない事なのでお気になさらないでください。】
【こちらこそよろしくお願いします!】

【明日は此方も休みなので、一日中お相手出来ますよ】
【むしろ明日やりましょう、そうしましょう! もし、大遺跡さんがよろしければですが……】
【とりあえず、明日起きてから待機してみますね。待機がなかなか無かったら都合が悪いというより、眠っている方を疑ってくださいw】