はふぅ…
(ひんやりとした涼しさにようやく一息つくことができたリン)
(でもミサオの汗を拭う大人っぽい仕草と無邪気な子供のような笑顔に既にクラクラきてしまって)

か、可愛くなんてありません……もん…
(恥ずかしさから尻すぼみになってしまい、最後はちょっとスネたようになってしまう)

ひぅっ…
(食べられる前の少動物のような少し怯えた声を上げてしまうも、視線をそらす事すらできずに若干手間取りながら少しシワになってしまったピンク色の便箋を丁寧に取り出してミサオに差し出す)

みっ…ミサオさんっ!
(きゅっ、と目を瞑って便箋よ両手でミサオに押し付けるようにしながら思いの丈を伝える)

ひっ…一目っ、見たときから…見たとき…からっ……ずっと好きでしたっ……だ、だからっ…えと……あううぅ……
ぼ、ボクとぉ………結婚してくださぁい!
(そして、少年は、リンは言ってから気付く、思いが先走って『付き合ってください』から『結婚してください』になってしまっていたことを)

【ありがとうございます!似合ってますよー】