(面倒くさいなぁ、と、シスター長からの言伝てにふてくされ)
(それでも言いつけ通り身を清め、あとは寝るだけの状態にして神父の部屋のドアを叩いた。)
(部屋に入ると、聖職者の質素な部屋にしては変わった香りに包まれ―)
こんばんは神父様。
お部屋のイメチェンでもしたんですか?なんだかいい香りがしま、
(挨拶もそこそこにさっさと帰ろうとマイペースに話しかけるが)
(見せつけられた写真に釘付けになって顔色を変えた)
…………………え………ど、……どう、して……
(うろたえ、しどろもどろになりながら目を泳がせ)
あ、あの……それは……ち、違うんです!!
そんな、そういうことじゃなくてっ……ただ……ええと……
(言い訳できずに、息を荒くして知らないうちにお香をたっぷりと吸い込む)