どうして……とは、此方の台詞だと思うよ、ミサオ。
確かにおてんばで型破りだけれども、素直な良い子だと思っていたのに……
(数歩歩いて近づき、頭から肩まで赤毛を撫でる)
(さりげなく耳に触れながら手を離し、豊かに育った身体へと視線を落とす)
(シスター服か、パジャマか、どちらにせよ舐めるような視線を這わせて)
残念ながら、これ以上此処にミサオを置いておくのは難しいな。
……まあ、一つ試練を受けるというのなら……今回に限っては見逃してやってもいい。
(解雇通告をするように肩を叩き、机に向かって踵を返す)
(が、瓶を手に取ると再び振り向き、希望を与えるように提案をして)
――受けるかね?
受けるなら、胸の前で手を合わせてその場で祈りたまえ。