>>733
………ん、…
(開いた目と、視線が絡み、男の瞼が嘆くようにじとりと細められる)
(しかし、始められた「試練」は途中で止められること無く進み)
(舌先で音を立てさせて絡め取り、ほとんど男の唾液で溶かさせていって)
(――そのまま、時間にして少なくとも一分よりは長く、)
(背中から尻までをまさぐりながら抱きしめ、舌のねっこまで蹂躙すると、媚薬を凝縮した飴も溶け切った)
…っ、はあ……!
……舐めなさい。
(舌を、じゅるぅっと吸い立てながら唇を離して解放していく)
(長く深いキスで汚れた口元を拭ってやり、その指先を唇に押し付け舐めるように言いつけて)
これで、…汚されてしまった唇も、一先ず清められましたね。
……気分は如何ですか、ミサオ。
(艶やかな熱っぽさを纏う唇をもう一度軽く啄み清めの仕上げだと言って味見して)
(祈りの手に上から手を被せて捕まえ、その手を後手に回させ、静かに縄で手首を縛っていく)