恥じらいは無用だ、巫女は皆己の尻ごと“だごんさま”に差し出すのだから…
(言いながら“だごんさま”の像を見やる。
あぐらをかいたような坐像だが、その要望は完全に人外のもので
敢えて言うなら両生類か爬虫類のそれに近い。しかしその両眼には紛れもない知性と貪欲さ、獰猛さが写し取られており
股間からは自らの腕よりも太い凶悪な陽根が屹立して、それを鱗に覆われた両腕で支えている)
(よくよく見れば像の安置された台座は黒く変色し、何度も液体をぶちまけたような形にシミが残って)
さて、では遠慮なくお目にかけてみろ…ほれ。
(ちゅぼっ、と栓代わりの親指を引き抜き、一歩背後に飛びすさる)