(玄関を開けると目の前に象牙色に光る大理石の長い階段が続き)
(階段を上がった先には死臭漂う歪な広間の奥に玉座が佇み)
(そこに鎮座するは異形の魔王……ではなくブレザー姿の眠そうな少女だった)
えっと、まあ……このようにほかの魔物達はもう逃したよ。
私はサラ・クロヴ、まあ、魔王ね。
(玉座に座ったまま頬杖をつき眺める)