(心の中の悪魔のささやきに屈した亮くん、青いリビドーのままに)
(魔子のショーツを盗んで…走り去るその背中を、肩越しの視線を向けて)
クスッ…♪
(妖艶な笑みを浮かべる魔子…獲物を見つけた肉食獣の眼光を一瞬その瞳によぎらせたのだった)
(劣情を白い精液に換え、魔子の下着の滑らかなシルクの感触に包まれオナニーを繰り返す亮くん)
(性臭の立ち込めるお部屋に、ふわりと悩ましい芳香が漂う)
――ウッフフフ…★
(亮くんの耳を撫でる、艶めかしい嗤い声)
亮くん…ナニしているのかしら?
(カツンとヒールが音を鳴らす…唐突に亮くんのお部屋に現れたのは…魔子)
(しかしその装いは、平穏な住宅街にはまるで似つかわしくない)
(あまりに過激な黒いエナメルのセパレート式コスチューム…)
それ、私のショーツよね…?
(胸元を飾るフロントレースアップのエナメルビスチェから、真っ白なマシュマロの如き乳肉が)
(段差をつけて猛烈にはみ出して…少しでも伸びをすれば、簡単に乳首が飛び出すに違いなく)
(―カツカツカツ―)
(ありえない高さの腰から、むっちりしつつ長く伸びた脚線美は編み上げのレザーブーツに包み込まれ、艶めかしい光沢を放つ)
(普通にしていても中が覗きそうな、極小メッシュチュチュ、うっすら透ける内股の肌色も歩むたびに明らかに…)
(―ばんっっっ!!!)
(見る間に亮くんとの間合いが詰まり…魔子の両手が、亮くんの顔の両側を挟むように)
(いわゆる壁ドンの態勢で)
…ぁあ〜あ…ショックだわ。
いたずらっ子…って笑って済ませられるコトじゃ…ちょっとないわねぇ
(そういいつつ…甘い吐息を吐き掛けて、目と鼻の先で妖しく濡れた唇が蠢き)
(今にもビスチェから飛び出さんばかりの巨乳が、ぷるるるっ★と間近で卑猥なダンスを踊った)
【あまりこわい魔法は使わないわよ?その代わり…精はもらっちゃおうかしらねぇ?】