(カウンターに腰かけ周囲をうかがっている詩織に近づいてくる、スーツ姿の50代のナイスミドル……といった風体の男)
(その正体はウルトラの母を以前陥れたババルゥ星人であり、この酒場のオーナーであった)
……失礼、お美しいレディ。お一人ですか?
(詩織がウルトラの母だということを見抜きながらも、ウルトラ兄弟をも騙した変身術で化け、大胆にも接触しようとしていて……)
わたくし、こちらの店のオーナーをしているものでして……
美しいお方が一人で手持無沙汰にしておられる様子でしたのでつい声をかけてしまったのですが
お邪魔でなければ少しお話……よろしいですか?
もちろん、おごらせていただきますよ
(確認をとるようなことを言いながらも答えを待たずに強引に隣に腰かけて)