(侵略者の手が伸びている時代、敵性存在の調査は何よりも重要だった)
(正体は明確になっていないものの、人間と組み、または一体化した侵略者は犯罪組織と結び付き)
(麻薬やセックスを用いて堕落を誘い、次第に社会の中枢にも巣食おうとしていた)
(地球もまた彼らを跋扈させるつもりはなく、国家を越えて地球防衛軍を設立、エージェントチームがその捜索を担っていた)

(極東支部のサブリーダーを務める黒川芽衣はとある噂を聞きつけ、調査を開始した)
(男を誘う格好である日時にいれば行方不明になる、という噂)
(被害者はそれぞれ容姿に優れており、性奴隷調教を手がける一派と見ると自分を囮にする事を考えつく)
(いかなる危険な状況であろうと逃げる自身があったからで、そこまで潜れば主犯も見つけられると考えていた)

(そして、歓楽街の隅にある廃ビル周辺で際どい服装をしているといきなり数人の男に抑えつけられる)
(拉致方法まで考慮していなかったが、潜入は出来ると思いながら首筋に何か針を突き立てられた感覚を最後に意識を手放していた)

……う、ここ、は……?

(やや頭が痛いのを感じながら、意識を取り戻すと見知らぬ一室に無造作に放り込まれていた)
(ただし鉄格子によって仕切られた牢というなの部屋だったが)


【こんな感じで捕まったところからスタートしますね】
【よろしくお願いします】