フオォォォォォォオ
(曇天の空の下、白銀の女神と円盤生命体は対峙していた)
(大きな目玉が付いた肉色の円盤から無数の触手が生えている怪獣は、どこにあるとも知れない口から不気味な鳴き声を上げ)
(遠巻きにアースグレースを臨みながら、中空に浮遊している)
(まだ間合いは遠く、お互い接触もしていない状況だ。まさに、戦いは始まったばかり)
(と、次の瞬間!)

キンッ
(円盤生物の大きな目玉の中心が一瞬まばゆく光り輝いた刹那、空間を一すじの光線が奔った)
(それは下から上に跳ね上がり、アースグレースの股間から脳天まで真っ直ぐに通り抜け、空に消えた)
フォォォォ…
(謎の光が奔った後、円盤怪獣はゆっくりとアースグレースに近づいていく)
(不思議なのは、アースグレースが構えたまま微動だにしないことだ。目の前に怪獣が来ても、まったく動かない)
(そして、円盤怪獣は触手を伸ばし、アースグレースの額をツンっと押した)

【お待たせしました、最初の光線で、真っ二つに切断され瞬殺さている感じでお願いします】