結局昨日は間に合わなかったし、本当散々な日だったなぁ
でも財布が拾われてて良かった、今の世の中財布だけでも
いろいろ個人情報も入ってるし…
(あの後、仕事が終了したと同時に近くの交番へ寄り、そこで財布が)
(遺失物として扱われていて、すぐに自分の元に戻ってきた)
(しかしすでに財布の中身を見られているなど思いもせず、次の日を迎えていた)
さてと、今日も頑張ろうかな!…あれ、あの人達、誰だろ……?
「あ!亜里沙〜あの人達、今度うちと一緒に仕事をする人達みたいだよ」
ふ〜ん、そうなんだ……
(昨日と違い、早朝から目覚めが良く芸能事務所へも遅刻することなく到着した)
(そしてすれ違う人と挨拶をすると、見慣れない人間が事務所内にいた)
(親しい仲の女が亜里沙に話しかけると、新しい仕事の関係で事務所に来たようだ)
(どこかで見たような顔…心の中でそう思いつつも亜里沙はその場を後にした)
0-3:超が付くほどの弱小事務所で働く亜里沙、人手不足のため
マネージャー兼グラビアアイドルとして活動をし、その珍しい経歴から
最近アダルト雑誌などの表紙を飾ることがあり、少しづつだが名が知られていた
スリーサイズや身長体重は事務所のHPに乗っており
年齢は25歳 163cm50kg スリーサイズがB91(Hカップ)W60H88 となっていた
早朝事務所で見かけた男から自分の撮影会イベントを持ちかけられる
4-6:フリーアナウンサーとして芽が出ないまま活動をしている亜里沙にローカル番組の
新しいニュースキャスターとしての仕事をして欲しいという依頼が舞い込んできた
しかしそれは水着姿でニュースを紹介する番組で、それが嫌で何人もの女性が
辞めている曰くつきの番組だった、もちろんその仕事を持ち込んできたのは朝見た男である
事務所のHPのプロフィールには28歳、身長158cmと記載されている
7-9:芸能事務所で働いている亜里沙だが、事務仕事をしているだけで
表で活動をすることはなかった、名刺も事務所に来る人が社交辞令で
渡されたのを持っているだけで特にTV関係者にコレといった顔見知りがいるわけではなかった
今日もロッカールームで事務服に着替え、淡々と事務仕事をこなしていった
自分を追ってきた男が近くにいることも知らずに…
【分かりました、それでは引き続きよろしくお願いします】