>>149
(明らかに階層にそぐわぬ強さを持つリザードマン)
(勿論その分強い気配を持っているのだが、しかし今日のキラムは不運だった)
(単純な油断、そしてあたりに漂うただならぬ臭気。その二つが完全に彼女を狂わせていた)

あら……っ!!? お、ぐぅうっ!??
(背後からの悪意に気が付くこともなく、キラムはまるで無防備に座り込む)
(そこにあったものは大きなモンスターの足跡。なぜこんな場所に強大なモンスターの痕跡があるのか……)
(嫌な予感を覚えたその瞬間、勢いよく突き出された棒が、キラムの尻穴めがけて突きこまれた)

(もし薄着だったら、内臓まで貫かれていたかもしれない。しかし分厚いローブを着ていたことが幸いだった)
(戦士の鎧には程遠いとは言え、重大なダメージは逃れる)
(また少女の尻穴は強く窄まり、致命的な侵入をどうにか拒む)

て、てきっ……!?ごほっ、ごほ!
(足腰が立たず悶えながらも、必死に自分を震え立たせてファイアボールを放つ)
(驚くべきことに、その威力自体は上位の魔法使いにも引けを取らないほどだった)
(だが、速度が足りない。リザードマンの膂力でなら容易に避けられるであろう大きな火球が、音を立てて飛んでいく)


【私としては喋ってもらえたほうが楽しいかもです。もちろん、そちらのしたいこと優先でお願いしますね】