「うわ……ぁっ!」
(地味な下着……現代でいうデカパン越しに感じる不吉な感覚にぞくりとした悪寒を感じる。)
『あんた一人か、たっぷり楽しませてもらうぞ 』

「やめ……だめです!」
(頭の中に今回の探索に同行した冒険者達の姿が浮かぶ)
(彼らのなかの一人でも今ここに居てくれたら、誰か一人でも駆けつけてくれたら……)
(抵抗するかのようにオークに押し付ける掌、しかし腕力の差は大きいのだろう、オークの体はびくりともしない)
(むしろカナのそんな素振りすら楽しんでいるのだろうか)


『しかし、もうちょっと色気のあるのが好みなんだけどな… 』
(デカパン越しに肉棒の不快な湿り気を感じる)
(オークのあまりといえばあまりの言葉に腹は立つものの、対処する手段が思いつかない)
(下半身から感じるぞわぞわした感触のせいもあるのかもしれない)

『はあ、これだけでも気持ちいいな……何か言ってみろよ
どうせ動けないだろうけどな 』

「わ、わかりました……」
(それでも何とか、一つだけ方法を思い浮かべ、口を開く)
(流石は上位魔法、魔力はギリギリといったところだろうか、ひょっとすると足りないかもしれない)
(だが、この場を……憎むべき陵辱者が密着した状態を安全に対処できる魔法を彼女は他に知らない、背に腹は変えられないだろう)

「そうですね、色気が足りなくて本当にごめんなさい、だから……」
(カナの右手に不吉な紫光が生まれる。)
「向こうでもっと色気のある天使の皆さんとどうぞお幸せに!」

(次に唱えた言葉は、彼女が知っている中で最も殺傷力の高い魔法の名
治癒の力を破壊魔法の法則に沿って反転し、直接標的の命を絶つ、その名も……。)

「スペル・オブ・デス!」
(が、魔力がわずかに足りなかったのだろう彼女の掌に生まれた紫光はふっと消え、そして……。)

「ふぅ……。」
(彼女の意識が黒く塗りつぶされ……彼女はダンジョンの床にくず落ちた。)

【了解です。】
【せっかくなので、いったん失神させてみました。】
【好きな体位を取らせるなり拘束するなりそれらしい部屋に連れて行くなりお願いします。】