う、わ、なんかすごぉ…。
(先ほどまではゆっくりと進んでいたコメント欄が、葵が胸元を広げたことでドッと勢いを増した)
(それまでLOMに徹していた視聴者も参加したためだろうが、葵にはまだ知る由もない事だ)
これでいいの?だめ?えー、もうちょいってどうやるんだよー。
三センチ?えーと、三センチ三センチ…。こんくらい?
(画面外に手を伸ばして、思いのほか可愛いピンクの筆箱を手に取り、ガチャガチャと音を立てて定規を取り出し)
(細くまだ短い指を広げて距離を測る)
(ちらちらと画面を見比べながら、視聴者の反応を確かめる。)
(自分の一挙一動に画面の向こうの知らない人たちが、焦ったり笑ったりして、大いに反応してくれるのがとても楽しい)
(いたずらっこの性がむくむくと沸き起こり、口元がにまにまと、猫のように吊り上がる)
こう?まだー?あーもぉー服伸びちゃうじゃん。
(ぐいっと指をひっかけたまま、左右に指先を行ったり来たりして画面にみせる葵)
(引き延ばされた胸元がいったりきたりする瞬間、かすかに肌よりも色づいたものが一瞬映り込む程度だったが)
んしょっ
(おもむろに上着を裾口からめくりあげ始める。なだらかなお腹と臍を見せ付け、さらに胸まで捲り上げた)
これでどーだ!
(ふくらみも、何もない男児の様な胸に、肌よりも微かに赤みがかった乳首が一対映し出される)
(まだ乳頭もはっきりと形成されていない、薄く盛り上がるような幼い乳首だった)
(捲り上げた服を顎で挟み固定すると、マウスを掴みコメント欄をスクロールして反応を確かめる)
ちゃんと見えてんだろ?おっしゃクリアな!
(ばふっと一気に服を戻すと、白い歯を見せてくしし、と笑った)