>>256

ハァ、ハァ、ハァッ……もう一度? ンゥ、ンンッ……。
(まだ思考に白い霞が掛かったような状態で正常な判断ができず)
(トロリと快楽に蕩けた瞳を後ろに向けようとするが、相手を確認するまでには至らない)
(もう一度あの感覚を味わわされたらと思っただけで、背筋は甘い疼きに小刻みに震え)
(膣襞はキュンと蠢き指を締め付け、溢れた蜜が痴漢の指を新たに濡らす)
ンハァ……えっ? ……あっ……イヤッ……止めて!
見られたい……なんてこと……無い。
(痴漢の手が秘部からようやく離れて、終わったと安堵したの束の間)
(囁き声と共に、スカートの後ろ側を弄っていた手がファスナーを摘み、降ろして行く動きを感じて拒否の声を上げる)
(しかし、電車のドアに両手をつける形で押し付けられていれば、体を捻ることも手を抜いて相手の手を静止することも出来ない)
(ファスナーを下まで降りし切った手が、今度はホックに掛かり手慣れたように感じる動きで外されて)
(音もなく太腿の上を滑ったスカートは、ストンッと股間を盗撮するために置かれたバッグの上に落ちる)
(他の乗客に悟られないように小さく頭を左右に振り拒絶しても、「見られたい?」の一言で甘い痺れが全身を襲う)
(叔父に頼まれて自分では仕方なく手伝っていたつもりの芸能生活)
(しかし、いつの間にか自分の体は見られることに慣れ、快感さえ覚えるようになっていたのだろうか)
(その事実に驚愕しつつも甘い疼きに目を細め、「男の欲望に晒される」という追い打ちに力を込めて何とか耐える)
……ンンッ……ャッ……ン、ゥンッ……ンアッ……ンチュ……チュル……。
(耳に掛かる吐息の擽ったさと、微かに聞こえる何かをしゃぶる唾液の音)
(頭は快楽で沸き立ち、思考もほとんど麻痺してしまい、それが何の行動かも分からず)
(唇に痴漢の指が触れ侵入しようとするのを顔を背けて逃げようとしても、男性の強い力には為す術もなく)
(指を絡ませられると最初こそ躊躇っていたが、いつの間にか自ら舌を絡めて痴漢の唾液を味わってしまう)
……ン、ンン……支える……アッ……下半身……丸出し……ンクゥ……お漏らし……ャッ。
(鈍った頭で何とか考えをまとめようとするものの、耳から入る言葉を完全に理解する余力はなく)
(断片的な言葉に微かな理性が戻り、指を咥えたまま頭を小さくプルプルと横に振る)
(しかし、筋肉と脂肪が絶妙のバランスで乗った白い内股を、ペニスで素股のように擦られてしまえば)
(微かな理性など無きに等しくて、もし本当にバレたらと想像しただけで秘裂がヒクつき新たな蜜が亀頭を濡らす)
ンハッ……欲しがってなんて……ンフッ……無い……ンクゥ。
……ハァ、ァッ……それは貴方の……ンン……ャッ……気のせい……だって。
(徐々に大胆さを増して痴漢に手を取られ誘導されると、ビクリと恐れに背中が震え)
(振り解くこともできぬまま、導かれ指先が亀頭に触れると指を竦めて、瞳を硬く閉じて体を硬直させる)
(愛液に濡れそぼったペニスが秘裂の上を滑り、押さえつけられた手が亀頭を刺激して)
(指に先走り汁が絡みつくと、嫌悪と共に体全体が熱く火照るのを感じて惑乱して)
(このまま顔も名も知らない相手に処女を奪われたくないとの思いで、何とか振り解こうともがいてみる)
ンハァ……アン、ンンッ……お願い……それだけは許して……ハッ、ンハァ。
初めては……ファッ……好きな人と……クゥ……だから……アァッ……ね……アハッ……ン、ンンゥ。
(逃げることも出来ず、今にも挿入しそうな勢いで問いかけられれば恐怖が先に立ち)
(派手な世界の片隅に身を置いているにも関わらず、未だ処女であることを自ら告白してしまって)
(望まぬ初体験だけは許してもらえるように哀願しても、体は正直に反応して)
(秘裂が亀頭に擦られ、誘導された自らの指がクリを刺激すれば、白い肌が粟立ち快感が体中で弾ける)
(亀頭の先が秘裂を広げると自分の思いに反し、膣口はキュッと締め付け相手を刺激して)
(相手の顔が近付き、舌を引き出されて触れた時に相手の顔を初めて見れば、自分と同じくらいかそれよりも若く驚き)
(相手にも自分にもこれは良くないと感じて、何とか突き飛ばそうと試みるが……)


【連休は如何でしたが? 連休前の忙しさと連休中にいろいろあって今まで以上に遅くなり申し訳ありません】
【処女を告白してその後の展開はお任せします】
【では、お返事をお待ちしてます】