私が通っている学校では学期が始まってすぐテストがあります
長いお休みでの勉強の成果を測るため…らしいですけど、歓迎する生徒は皆無です
お休みに勉強なんか全然していませんし、だからと言って悪い成績も取りたくありません
結果として、お休みの最後の方に慌ててテスト対策の勉強を始めるわけです
私も他の皆と同じように、テスト前に急いで教科書とノートを広げました
折角のお休みも一日中家に閉じこもって勉強勉強です
テスト前日には睡眠時間まで削りました

そんなこんなでテスト本番を迎えて、ようやく終わったのが今日
結果はあまり良くない予感がしますけど、終わったという満足感の方が強くありました
テストは午前中で終わり部活にも入ってないので、電車に乗って家に帰ります
昼間の電車は空いていて、乗った車両は私一人だけでした
長く走る電車なのでボックス席が並んでいます
私はそのボックス席の一つを選んで、窓際の進行方向に体が向く席に座りました
そして走り出した電車の揺れに身を任せ、外の景色を眺めているうちに、ゆっくりと眠りに落ちていきます

「すぅ……」

長く眠れなかったため、そして勉強、テストの疲れもあったのだと思います
自慢の長い銀色の髪が、眩しい日差しに輝くのが視界の端に見えました
それを最後に、私の瞳は閉じて深い闇の中に意識が落ちていきました

【こんな感じで待機します。よろしくお願いしますね♪】