(衣裳部屋の奥で、ユーシャの悲鳴と、尻が叩かれる鋭い音とが響いている)
(しかしそれらの音は、ハンガーで吊るされた何十枚もの衣装に阻まれて、俺とユーシャ以外の耳には届かない)
(誰にも見られない場所で、女の子の格好をした、可愛い男の子にオシオキをする)
(その背徳的なシチュエーションは、俺の興奮を高め、性的な欲望も高めていった)
反省した、って? ……本当かな?
お前の、この……たくさんの男たちを虜にする、キレイな形をしたお尻は、まだ全然懲りていないように見えるが?
この、猫みたいなしなやかな動きが証拠だ。背中から、お尻……お尻から、脚……この優美な曲線……。
これが左右に振られるのを見るだけで、男は火に誘われる羽虫みたいに、ふらふらと近付かずにはいられなくなる。
触りたい……撫でたい……チンチンをこすりつけたい……挿れたい、ってな。
(パンッ! と、ひときわ大きな音とともに、平手がユーシャのお尻に炸裂した)
(ユーシャの、許しを請うどころか、むしろオシオキを請うようなカラダの動きに、俺の欲望はますます募っていく)
(何度も叩かれ、ほんのり熱を帯び始めたお尻を、手のひらでさわさわと、その形を確かめるように撫でる)
(腰布越しにも感じられる、すべすべした肌触り。ほどよい肉の付き加減。手のひらにピッタリおさまる大きさ)
(男を誘う要素にあふれている)
(魅力的過ぎる……だからこそ、これは俺が独占したい。他の男に、これを楽しむ機会など与えたくない)
(今一度、ユーシャに、お前は俺ひとりだけのものだと、はっきり刷り込んでおきたい)
こんなに、自然に男を誘惑して……もしも俺以外の男が、お前のカラダを楽しむことになったら、どうするんだ。
そんなことは許せないぞ。この小さなカラダを抱いていいのは、俺だけだし……。
お前と、この穴でセックスしていいのも、俺だけだ……!
(ひらひらした薄い腰布をめくる。その下には、ナマのお尻)
(水着か下着のような、面積の小さい衣装で隠されてはいるが、尻たぶはほとんどあらわになっている)
(その、いわゆる「履き物」も、邪魔なのでぐいっと引き降ろし)
(何も遮るものがなくなった、ユーシャのお尻の谷間……俺のための彼のアナルに、そっと指を這わせる)
(今日だけで、もう何度もこの穴に、チンチンを挿入してきた)
(俺の精液を、直腸内に注いできた)
(そんな穴が、渇いているはずがない。硬く閉じていたりするはずがない)
(ほとんど恒常的に、濡れて、ほぐれていなければおかしいのだ)
(俺は右手の中指を、グチュッ……と、彼の肛門に滑り込ませる)
(何度もかき混ぜてきた、この熱く、よく締まる穴)
(今度も、しっかりとかき混ぜてやる)
(中指を一気に根元まで差し込んで、直腸を内側から掻くように、中で激しく動かし始める)
(チンチンと違い、指は曲げることができるので、腸内での動きの幅が広い)
(ジュボジュボッ、グチュグチョッジュルッ、と、直腸に溜まった粘液がかき混ぜられ、卑猥な音を立てる)
(前立腺のある場所の内側は、特に執拗に掻いてやった。ユーシャの快感につながる場所は、ひとつも見逃してやらない……)
ユーシャ、お前は誰の恋人だ? いつも、誰の、何を、どこで咥えている?
お前がちゃんと、自覚を持っているのか知りたいな。お前は誰に、どんなことをされるのが、好きだ? 聞かせてくれないか。
【移動すると、その分余計な描写が必要になりそうなので、ここで一戦交えちゃいましょう!】