(千歳の言葉を聞いて、主人がバイトの準備をしてくれている)
う、うんっ!
ぼく頑張る…って、え…ウェイトレス…?
(キョトンとする千歳をよそに、主人は奥の方に入っていくと何かを持ってきた)
(主人が持ってきたのは、女の子が着るようなウェイトレス…というか、メイド服に近い服だった)
(話によると、どうやら主人は千歳の事を女の子と思っているようだ)
あ、えと…ぼく、その…
(おたおたして自分の事を話そうとする)
(だが、バイトさせてくれる主人の親切心を裏切るような気がして言い出せなかった)
その、が、頑張るね。
(そのまま服を受け取りながら小さくため息)
(主人は貸してくれる部屋の場所を教えてくれると、また仕事に戻っていった)
(それを見計らったように、叔父さんが話しかけてくる)
うん、宿屋のおじさんも親切だし、頑張れる気がする!
(ニコッと笑うと、千歳は言われるままに部屋に向かった)
ふぅ
(部屋に入ってベッドに腰掛けて一息つく)
(手にとったウェイトレスの服を眺めていると、叔父さんが話してきた)
ふぇ?
これって、さっきみたいにピカって光って着るものじゃないの?
(どうやら、装備するものによっては自分で着替えなければならないらしい)
うん、たぶん平気だよ。
(さすがに自分の家でウェイトレスの格好をしているとは言えない)
(肩当てや篭手とか、鎧っぽい部分を外してビキニだけの姿になる)
(股間の小さな膨らみさえなければ、幼い女の子が背伸びしてビキニを着けているような姿)
(宿の主人が、女の子と間違えたのも無理はないかもしれない)
えっと…こんな感じ…かな…こっちが、こうで…
(服としてはフレンチメイドに近いエプロンドレスで、膝上くらいまでのミニスカートのタイプだ)
(膝上までのハイソックスに頭につけるフリル付きのカチューシャ)
…ねえ叔父さん、これってやっぱりメイド服だよねぇ?
(鏡の前で、くるっと回転して着こなしを確認する千歳)
【ちょっと時間過ぎちゃったけど、ここで凍結にしてもいい?】