>>545
(鏡の前で適当にポーズをとり、着心地を確かめる)
(主人の奥さんと千歳はスタイルが似ていたのか、サイズは思いのほか合っていた)
うん、意外といい感じ?
(着心地を確認して頷く千歳に、叔父さんが話しかけてきた)
メイドだよねぇ。
…って、も、もぅ…変なこと言わないでよ。
(似合っていると言われ、照れたようにはにかんだ笑みを見せる)
ん…でも、ちょっと嬉しい、かな……ありがと、叔父さん♪
(まだ少し複雑なようだが、褒めてくれたことに素直にお礼を言う千歳)

(外した鎧の部品を部屋の隅に置き、ベッドの縁に腰掛ける)
〜〜♪
(鼻歌を歌う千歳に叔父さんが話してくる)
え…うん、何か、自分でも意外っていうか…あははっ
(自宅の喫茶店でウェイトレスをしているから、それなりに素養があるのは分かっている)
(でもさすがに、ここで叔父さんに話すのは躊躇われた)

(それから暫くして主人がバイトの開始を伝えに来た)
あ、う、うんっ!
(慌てて立ち上がり、部屋から出ていく)
(いつの間にか夕方になっていたようで、窓から射す光はオレンジ色になっている)
(叔父さんに誘導されて酒場に行くと、丁度お客が埋まってきているところだった)
(とことこと酒場に入り、主人から仕事の内容を聞く)
(といっても、自宅でやっていた事とさほど変わらないようだが)
(主人に言われたテーブルにお酒やつまみを届け、新しい客が来れば注文を取って主人に伝える)
(客は初めて見るウェイトレスに興味津々らしく、酒の勢いのあるのかやたらと話しかけてくる)
え、あっ…はいっ、今行きます!
(声をかけられて注文を取りに行こうとすると、そばのテーブルの客がお尻を撫でてくる)
きゃぁっ!
も、もぉっ…へ、変なことしないでくださいねっ!
(慣れている人なら上手く対応するのだろうけど、お尻を触られる経験がない千歳は、いちいち反応してしまう)
(そんな反応が面白いのか、あちこちに呼び出されては手を握られたり太腿を撫でられたりする千歳)
(手を払ったり笑ってごまかしたりしながら、いそいそとバイトに励んでいる)

【うん、短い時間だけどお願いしまーす!】
【選択肢だけど、叔父さんの好きにしても大丈夫だよぉ】