え…あ、うん、何でもないよぉ!
(気遣う言葉をかけられ、慌てて声を張り上げる千歳)
(叔父さんが何も知らないなら、それはそれでいいと千歳は思う)
(一晩中お尻の穴を犯された話など、千歳もしたくはない)
(空元気を発揮しつつ、千歳は叔父さんとの話を続ける)
(千歳の話に、叔父さんはトイレの事を聞いてきた)
え?…そういえばどうなんだろ?
(言われた通りに、千歳は部屋のトイレを確認しに行く)
…トイレはなんだか、すごいいいトイレだねぇ
(そこにあったのは、近代的な水洗トイレ)
(ゲームだと言ってしまえばそれまでだが、ファンタジーらしからない設備にちょっと驚いた千歳)
えっと……うん、普通に水流れるし…詰まってもないよ。
壊れてるって、どういうことなのかなぁ…?
(男の言った言葉はよく分からないが、わざわざ言い残していくのだから、何らかのヒントなのだろう)
(叔父さんもそう思ったようで、試しに主人に言ってみることにした)
あ…着替えないと…たしか、服は…
(タンスにあったのは女の子用の布の服)
(タンスには女の子用の服しかなさそうなので、それ着て下の階に下りる)
(酒場にはもう朝食が用意されていたから、千歳も主人に注文した)
(何か美味しそうだったサラダをまず頼み、他にも目に付いたものをいくつかもらった)
んしょっと
(そばのテーブルにつくと、早速食べ始める)
ん〜!このサラダ美味しい!
(最初に選んだサラダは予想以上に美味しく、何だか昨日の疲れや痛みを癒してくれる感じがした)
(その他の料理やおかずも美味しく、朝食としてはとても満足できる)
(時折話しかけてくる叔父さんと話をしながら、千歳は頼んだものを全て平らげてしまった)
(それを見計らって、叔父さんが主人に話しかけるよう言ってきた)
ん…そうだね。
(千歳も頷くと、食事を乗せていたトレイを持っていくついでに、主人に話しかける)
あ、あのっ…トイレが壊れているんです…。
(千歳の言葉に、主人は何故か驚いている)
(何か小さく呟くと、千歳を手招いて奥の方へと歩いていく)
…?
(よく分からないけど、とにかくイベントっぽいから千歳もトコトコとついていく)
(ついたのは、1階の奥まったところにある主人の部屋)
(扉を開ける主人の背中を見ながら、千歳は妙な気分になっていた)
(昨日の夜みたいに、誰かに体を預けたくなるような変な高揚感)
…あれ…
(自分の中のそれに疑問を感じる間もなく、千歳は主人に向かってスカートを捲りながら口を開いていた)
昨日から、我慢してるの…
(主人に向けて晒したお尻は、昨日の行為の痕は微塵も残っていない)
(小さくて弾力のありそうなお尻を見つめる主人が生唾を飲み込む)
(そして千歳は、主人と一緒に部屋の中へと入っていった)