(ベッドにうつ伏せながら、首だけを動かして部屋を見る)
……ぼくの、へや…?
(自分がどうしてここにいるのかも分かっていないようだ)
(じっとしていると、自然と瞳が潤んでくる)
(途切れ途切れに覚えているのは、昼も夜もない陵辱と調教の記憶)
(主人は千歳に汚い言葉を投げかけながら、ひたすらお尻を犯し続けた)
(それだけでなく、千歳にも汚い言葉を使わせ、従わなければ容赦なくお尻を叩いた)
(いくつもの手形のミミズ腫れが残るお尻は、その名残だ)
(店に出るときはベッドに縛り付け、休憩になるたび部屋に戻っては千歳を犯す)
(食事は普通に与えられたが、それは千歳のためではなかった)
(ただ単に、排便をさせるためだけに食事を与え、千歳が我慢しきれずに排便するさまを眺めていた)
(2日間の陵辱の末、さすがにこれ以上はまずいと思ったのか、主人によって部屋に戻されていた)
…ぐす…ぅ
(しゃくりあげる千歳の耳に、叔父さんの声が聞こえる)
叔父、さん…
(少し嬉しげに答える千歳に、叔父さんは休めと伝えてきた)
…うん…すこし、寝るね…
(叔父さんの声に安心したのか、千歳はそのまま眠りに落ちていった)
う…ん…
(目を覚ました千歳は、窓からの光に眩しそうに目を細める)
(日の高さからすると、だいたいお昼くらいだろう)
(声をかけてきた叔父さんが、お昼ご飯を勧めてくる)
うん、わかったぁ
(陰鬱かと思いきや、意外に落ち着いている千歳)
(最初のゲームーオーバー時のように混乱していないのは、ゲームのシステムに慣れてきているからだろう)
(現に暫く眠ったおかげで、心身のダメージはかなり軽減されていた)
(ごはんを食べれば回復すると知っているから、その事も千歳の落ち着きの要因かもしれない)
(お尻の腫れや体の痣が微かに痛みを伝えてくるが、千歳は気にしない様子で布の服に着替えた)
(1階に降りて酒場に入ると、カウンター内に主人が居る)
(一瞬表情が歪み、膝が震えて崩れかかる千歳)
(ある程度ダメージは回復していても、完治させるには至っていない)
(戻りかける千歳に、叔父さんの声が聞こえた)
(その瞬間、千歳の背中を押してくれるような勇気が湧いてくる)
(それに押されるようにカウンターに進み、ニコリと主人に笑いかける)
うんち…また、たくさん貯めますね?ご主人様
(ご主人様という言葉の響きに、千歳の背筋を寒気に似た感覚が走る)
(それが陵辱に対する嫌悪から来るのか、それとも調教によって知った快感への喜悦なのか、千歳には分からない)
(男の子とは思えない艶めかしい腰つきを見て、主人が声をかけてくる)
(強がりとも誘惑とも取れる笑みを残し、千歳は食事を持ってテーブルに向かう)
ううう…あ、あんなこと言っちゃって大丈夫かなぁ…
(椅子に落ち着いて我に返ったのか、心細げな声を出す千歳)
(ちなみに食事はちゃんと食べている)
(食べないと回復できないし、千歳自身お腹がすいていた)
あ、叔父さん、今日これからどうしよう?
(パンを頬張りながら話しかける)
【叔父さんお待たせぇ】
【今日も22時くらいまでだけど、おねがいしまーす】