(パンを頬張る千歳の問いに、叔父さんが答えてくる)
うーん…大丈夫、だよね
(まだ不安な感じはあったが、今日の予定を聞いてこくりと頷いた)
お買い物…色々あったけどお金たまったしね。
(ここ数日の千歳の苦労の結果として、千歳はそれなりのお金を持っている)
(この街の物価は分からないが、何も買えないということはないだろう)
じゃあこのあとは、お散歩も兼ねてお買い物行こう!
(予定が決まったから、千歳は残りの食事を味わって食べていく)
ふぅ…いい天気だねぇ!
(色々物見しながら街中を歩いていく千歳)
(まだ千歳は街の一部しか知らないから、目に映る景色は全部新鮮に見える)
(着ているのは宿屋でも着ていた布の服)
(千歳の小さくて華奢な体に似合いすぎて、幼い女の子にしか見えない)
(叔父さんの誘導に従って、大通りをてくてく歩いていく千歳)
えっと…あ、あそこの店、それっぽくない?
(大通りの一角に、鎧と剣の看板を出した店がある)
(誘導されるままに店に入ると、やはりそこは武器と防具の店)
(内心のワクワクを抑えきれない感じで、千歳は小走りに入っていった)
わぁ…わわ、すごい、すごぉい!
(店内に並ぶ品々を眺め、感嘆の言葉を漏らす千歳)
(丈夫そうな鎧、動きやすそうな服、重そうだけど頼りになりそうな兜、何でも斬れそうな剣…)
(何もかもが珍しく、新鮮で、興味を引く物ばかりだった)
え、えっと…何買えるんだろう?
(手持ちのお金で何が買えるのか考えるが、さすがに立派な鎧は無理そう)
(冒険用の衣服の売り場には、革でできた服やバニーガールの服などがある)
…あっ…!
(そこにあったのは、様々な色のチャイナ服)
(どれも煌びやかで、千歳の目にはとても綺麗に見えた)
あ、あの、叔父さん…これって、ぼくでも…着れるよね?
(ビキニの鎧が装備できたのだから、多分これも着れるだろう)
(うちの手伝いや趣味とかでも女装をする千歳だが、チャイナ服は持ってなくて着たことがなかった)
え、えっと…どれか試着とかしたいんだけど…叔父さんは何色がいいと思う?
(色の多さに迷う千歳は、叔父さんの意見を聞いてみた)
【チャイナ服、叔父さんの好きな色選んでいーよ!】