(千歳のチャイナドレスが大胆に見えるのは、叔父さんも同じらしい)
うん…可愛い…えへへ
(でも可愛いと言われ、何だか照れくさくもある)
(宿屋でウェイトレスの衣装を着た時のように、鏡の前でくるりと回ってみたり)
(そんな千歳に、叔父さんがタイツを穿いてみることを勧めてきた)
タイツ…うん、それならいいかも。
(ピンとくるものがあったのか、ドレスのまま試着室を飛び出していく)
あの、店員さんっ…………
(店員と少し話した千歳が戻ってきた)
チャイナ服…じゃなくて、チャイナドレスには素足が一番いいって言われた。
(ちょっとがっかりしているが、店員に言われたからか諦めのついた表情にも見える)
しょうがないし、タイツとかは履かないで行くね。
(叔父さんに誘導され、カウンターまで行く)
えっと、これください!
(カウンターに持っていくと、店員が千歳にハイヒールの靴も勧めてきた)
(チャイナドレスに似合う履物ということらしく、千歳は迷った末に一足付けてもらった)
(さらに叔父さんの勧めで武器となる扇を2つ購入した)
(お金が足りるか不安だったけど、どうやら予算内に収まって安心する千歳)
(叔父さんの操作により、その場で扇の装備が完了し、ついでに履物もハイヒールに変更)
んっ…とと…い、意外に履きやすい、かな?
(ハイヒールを履いた千歳は、漫画やゲームに出てくるような、活発な中華娘みたいな感じになった)
(叔父さんの方でジョブを変更したようで、チャイナドレスも扇も違和感はなくなっている)
うんっ、何だか自分でもカッコイイ感じする!
(何だか格闘ゲームのキャラになったみたいで、これはこれで気に入ったようだ)
(そして道具屋に向かって歩いていると、叔父さんが横道にダンジョンみたいなものを見つけた)
ぇええ!?
こ、こんなとこにダンジョンあるの?
(驚きながらも、叔父さんが示したダンジョンの入口をまじまじと見る)
…ほんとだぁ……で、でも…ホントに初心者用かなぁ…
(少し心配そうな千歳に、叔父さんが励ましてくれる)
う、うん…そ、そうだよ、ね。
こうゆうとこで、少しでも鍛えとかないと…!
(ぐっと握りこぶしを作ると、叔父さんの誘導のまま裏道のダンジョンへと入っていく)
【うんっ、街中でもどこでも大丈夫だよぉ】
【あとその、今日も22時までしかできないから、それでお願いしていい?】