(裏道に踏み込んだ千歳)
うわぁ…これもダンジョン…なの…?
(そこは家々が立ち並び、それが入り組んで迷路のようになっている)
(よくある路地裏のような感じもする)
(でも家の壁で日光が遮られ、人影のない静かな雰囲気はダンジョンと呼ぶに相応しいかも)
こ、このまま進めばいいんだよ、ね?
(ごくりと喉を鳴らすと、千歳はその道を歩き始める)
(初心者用というだけあって、そのダンジョンは一本道らしい)
(横道もなく、道なりに進むだけだから分かりやすい)
(やがて道の先が開け、寂れた公園に出た)
(止まった噴水や壊れた遊具を見る限り、寂れたというよりは打ち捨てられたと言ったほうがいいかもしれない)
(誰もいないかのように見えた公園だけど、物陰から盗賊のような男たちが出てきた)
ふわぁっ!
(いきなり出てこられてあたふたと慌てる千歳に、叔父さんが攻撃を指示してきた)
う、うんっ!
(小さく深呼吸してから、千歳は叔父さんに指示された男にダッシュで近づくと、下から扇を振り上げた)
(それは見事に顎に命中し、男は吹っ飛んで倒れた)
や…やった…ぁわわっ!
(倒れた男を見て喜んだ隙を突かれ、別の男が千歳に抱きついてきた)
やっ…この…ふぁぁっ!
(もがこうとした千歳のお尻を、抱きついた男の手が揉みしだく)
んぁっ、やめっ…っく、ぅっ!
(男は下卑た笑いを浮かべながら千歳のお尻を揉み続ける)
(純粋な力では男に敵わない千歳は、抱きつかれたまま身動きがとれない)
(そして男は、千歳を抱いたまま移動し始める)
え…ちょ、待って…やめ、てっ!やめてぇ!
(広場に面したアジトらしき家に、男は千歳を引きずり込もうとする)
(このまま中に入ったら…という恐怖に、千歳の表情が引きつる)
(必死にもがいて両手だけ振りほどくと、千歳は家の扉にしがみついて抵抗する)
っっっ…く、ぅうっ!や、めて、ぇっ!はぁっ…はぁっ…ふ、んぁぁあぁ!?
(抵抗を続ける千歳のお尻の穴を男が指で穿ってきた)
ひっ…ん、ぁっ…や、やめっ…そんなの、やだ、ぁっ…
(宿屋での陵辱と調教によって、千歳のお尻の穴は相応に開発されてしまっていた)
(男に少し刺激されただけで、嫌悪感と一緒に別の感情が沸き上がってきてしまう)
(でも男が夢中になって千歳に抱きつく力が弱まった)
…っっ…えぇぇぇい!!
(必死に足を引き抜くと、千歳は油断した男の顔面に蹴りを食らわせた)
(倒れた男から逃れてダンジョンに復帰した千歳)
こ…怖かったよぉ
(あのまま引きずり込まれたら何をされたかと思うと、背筋が寒くなってくる)
(まだ先に続くダンジョンを、千歳はさっきよりも用心しながら進み始める)
【だいじょーぶ、ちゃんとわかったよぉ】
【もうすぐ時間だから、次の叔父さんのレスで凍結にしていい?】