(公園を抜けて先へと進む千歳)
……よしっ
(さっきの事があったからか、かなり用心深くなっている)
(草木や家の影など、なにか出てきそうなところがあると特にそうなっている)
(道は続き、やがて小さな川…というより用水路に出た)
(渡るには飛び越えてもいいけど、そこにかかる橋を使っても良さそう)
…なんか、こういうのって何かありそうだよね…
(呟きながらより安全に見える橋を渡ろうとする)
(その時、さっきの男たちみたいな盗賊風の敵が出てきた)
ほら出たぁ!
(少し驚いたけど、今度は心の準備は出来ている)
…とぉ!
(掛け声と一緒に蹴りを繰り出すと、先頭の男に命中して吹き飛ばす)
(他の男も扇や蹴りを駆使して、さっきよりもずっと楽に倒すことができた)
(橋を渡って少し進むと、また開けた広場に出た)
(そこにはさっきまでの盗賊風の男たちとは違う、兵士の姿をした敵がいた)
(千歳を見かけるなり、その男たちは言いがかりのような事を言ってくる)
え、ちょ、ちょっと、ぼく別に…
(いきなり言われておどおどする千歳だが、これもダンジョンのイベントなのだろう)
(そうであれば、クリアのために戦って勝たないといけない相手だ)
…なんとか、なるよね
(さっきの敵が弱かったこともあり、少し余裕みたいなものができている千歳)
ふふ〜ん♪
ぼくに勝てたらいっぱい調べていいよ〜♪
(くるっと後ろを向いて、兵士達にお尻を向けて突き出しながら笑顔で手を振る)
(そして戦闘が始まった)
(叔父さんの言葉に頷きながら、千歳はいきなり先頭の兵士を蹴りつける)
(それは見事に命中したが、装備がいいのか鍛えてあるのか、1発で倒せるほどのダメージは与えられない)
うっ…やっぱり、つよ、いい!?
(兵士が突き出してきた槍をギリギリで避けて距離を取る)
(体勢を立て直し、再び距離を詰めて蹴りを出していく…そんな攻防がしばらく続いた)
ふぅっ…はぁっ…
(少し疲れの見える千歳だけど、目に見える傷は負っていない)
(装備は整った兵士だけど、レベルは高くないようで、パターンを覚えれば今の千歳でも何とか倒せそうだ)
ええぃ!
(掛け声と一緒に扇を横に振り抜き、兵士の1人をよろめかせる)
チャーンスっ!
(続けて攻撃しようとした瞬間、兵士の1人が槍を下から打ち上げてきた)
…え…
(予想しない行動パターンに千歳の動きが止まった瞬間、踏み込もうとして開いた股間に槍が命中した)
(何の防具もない股間に槍がめり込み、ビキニの下のおちんちんがめ゛り゛っという鈍い音を立てる)
っっっっか、はっっっっ……っっっ……
(呼吸もできないほどの衝撃がおちんちんにかかり、千歳の両の瞳が思い切り見開かれる)
あっ…が………はっ…かはっ……!
(釣り上げられた魚のように口をパクパクさせながら、両手で股間を押さえる千歳)
(そのままふらふらと2、3歩歩いてから、ぺたんとしゃがみこんで、お尻を突き上げる体勢で前のめりに倒れてしまった)
【今日も22時までだから、少し短い時間だけどよろしくね!】