あなたは当主がどういうものかわかって……!?
そんな事まで記録されているなんて……。
(退魔師の敗北は体面上の問題で秘匿されるのが普通で事実を知るのは古老に限られていたし)
(彼らも敢えてそれを口にするわけが無かったが、どうやら先代の日誌に書かれていてそれを読んだと気づく)
な……っ!?あふぅっ!?な、なにを……。
あ、あぁっ!?これは……。
(一族の事をどうでも良いと言われ絶句していると乳房が掴まれ声を上げてしまう)
(以前に抱かれた時もそうだったが、この身体の感度良さは十分知られていて)
(簡単に床に突き飛ばされ悲鳴を上げると黒革の首輪が目の前に投げられる)
(それには呪術が込められていて、渡した相手の前で着けると許可なく外す事が出来なくなるものだった)
……確かに、あなたの言う通りだわ。
私は雌奴隷だったし、素質だけの当主……。
(それでも首輪を自ら着けてしまう事はこの若い退魔師への屈服を意味していて)
(それがわかっていながら跳ね除ける事も出来ず逡巡している姿を見せる)