【なりきり】陰獣の館27棟目【妖魔・メイドさん】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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このスレは、何処かに存在する洋館『館』を舞台に、
人間・犬猫・魔獣に妖怪etc…が不思議な、
時に淫靡な物語を繰り広げるなりきりスレです。
客となって好き放題するも良いでしょう。
メイドとなって奉仕しつくすのもまた一興。
みんなに迷惑をかけない程度でお約束を守れるなら、
自由に思いのまま楽しんでください。
お約束
・皆さんマターリ進行でお願いします!
・人が来なくても泣かないでください!
・キャラかぶりには注意してください!
・混雑時、複数の絡みが発生しそうな時は先の組に確認をしてください!
・挨拶と一緒に、その日の落ち時間(予定)を言ってくれると嬉しいかもしれません!
・喧嘩(戦闘)はあまりお勧めしません。する時は相手に確認を取り人の居ない場所でしてください!
・戦闘が起こったときに戦闘に巻き込まれたくなければ逃げるか近づかないようにしてください!
・【中の人は括弧で会話してください!】
・【500KB前後に次スレ準備すると良いかも?】
前スレ
【なりきり】陰獣の館26棟目【妖魔・メイドさん】
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1431189744/ (濃紺の地に九尾狐の柄が入った浴衣姿、番傘と鞄を手にして)
連日暑いな……夏だから当然ではあるか。
冷やかしついでにこれでも冷やしておこう。
(鞄を開き、中に手を突っ込んで取り出したのは網に包んだ西瓜)
(都合よく庭先にあった木桶に西瓜を入れ、その上に番傘を開いたところで)
おっと、水が必要だったな。さて……
【忘れた頃に参上。ただし今晩はご挨拶のみにて】 【こんにちは】
【この時間に来れるのは結構久し振りですね】
【平日の昼間なので、少しゆっくりと待機します】 【ちょっとゆっくりしすぎたので、これで落ちますね】
【また時間ができたら待機したいです】 【こんばんは、また少し間が開きました】
【時間的には少々微妙ですが、せっかくなので少し待機します】
【プロフは>17に置いてあります】 【あ、霜月さん本当にお久し振りです!】
【暑い日が続きますが、体調など崩されてはいませんか?】 【ずいぶんとご無沙汰しましたね】
【万全とは言わないまでも、おおむね無事かな。夏ばて等はしていないね】
【せっかくだし、お時間あるようなら少しお話でも?】 【私は少々バテ気味ですが、元気といえば元気ですよ】
【あまり冷たいものを飲み過ぎないように注意してます】
【はい、是非お話したいですね】
【霜月さんの方で、何かシチュの希望はありますか?】 【自重が一番ですな】
【先日、といっても一ヶ月近く前になりますが西瓜を提げてきたので】
【その流れで夜に浴衣など着て駄弁るのは如何?】
【のんびりするだけもよし、その先に進むかどうかは時間と気分次第で】 【はい、了解しました】
【出だしですが、私の方から適当に書きますね】
【では少々待っていてください】 (夏の盛り、暑い日が続く館のラウンジ)
(今日も存分に夏の日差しを当て続けてきた太陽が、西の森の向こうへ沈んでいく)
(烏天狗の少女は、いつもの席で食べた夕食を片付けて一息ついていた)
(いつもの湯呑みにいつもの茶葉でお茶を淹れ、いつものように窓からテラス越しに外を眺める)
……静かだねぇ
(何だか妙に年寄りじみた口調で呟き、ずずっとお茶を一口)
(外灯など存在しないから、太陽が沈んだ後の外は館の灯りに照らされた場所以外は真っ暗だ)
(でも少女は、その暗さを怖いとか不安などを感じた事は一度もない)
(むしろ心安らいだような表情で、のんびりと外を眺めている)
うーん…何かこう、口寂しいな
(夕食を食べたばかりなのに、何か足りなさそうな少女)
【霜月さんお待たせしました!】
【ちなみに霜月さんは何時くらいまでできそうですか?】 (日が長い時期だが、沈んでしまえばすぐ暗くなる)
(だが冬の夜のような闇夜とは違う、何とも言いがたい暗がり)
(その中を静かな足音が進んでゆき)
また無用心だな……いや、ここでは普通か。
(銀灰色の姿がぼうっと浮かび上がった。両手に何やら提げている)
(テラスを見上げる位置まで歩み寄ると提げたものを草の上に下ろし)
(両手で番傘を握って振りかざし、ぱっと開いてみせる。傘の上面に「陣」の字が)
やぁ、開いてたので勝手にお邪魔したよ。
(馴染みの少女に声をかけた。平静なようでやはり嬉しさの滲む声色)
(紺と灰色の浴衣に雪駄履き、荷物は柳行李のようだ)
【今晩は日付をまたいでも可能そうですね】 【短時間でIDが変わるのも珍しいな…些細なことですがね】
【次レス、少しばかり遅れそうなので先にお詫びを】 (お茶を飲みながらただぼんやりと外を眺める少女)
(そうしているうちに、外の景色に僅かな変化が起きた)
…あれ?
(庭の奥の暗がりに何かが動く気配があった)
(それはだんだんと何かを形作っていく)
…ん…
(目を凝らす少女の視線の先で、暗がりから現れた影は人の形をつくる)
(はっきりとは見えないが、銀灰色の髪と背格好は、少女のよく知る人物のものだった)
(少女が声をかける前に、庭にやってきた霜月は番傘を開きながら声をかけてきた)
陣内さん!
(テラスに出た少女は、やってきた人物…霜月に嬉しそうに声をかける)
(霜月はなんとも夏らしく、浴衣を着てやってきたようだ)
陣内さん、浴衣で来たんだねっ
うん、意外と似合ってるよ♪
(ニコニコしながら話しかける少女)
【次レスの件、了解しました】
【あと私のリミットですが、だいたい0時くらいまでになると思います】 (感覚の鋭い彼女のこと、足音や姿だけでも気づいただろうが)
(着流しに番傘ときて開かない手はない。ただそれだけのこと)
こんばんわ、鈴。少し間が空いたね。
(笑顔も快活な声も昔のままの少女に軽く一礼)
夏でなきゃ着る機会もないさ。ここが温泉地なら秋冬でも構わないんだろうがね。
門は空いてるかい? なら、そのまま。
(急に間取りが変化したのでなければ、テラスへの順路は覚えている)
あちらこちら放浪していれば、もっと早く来れたんだろうが
ここしばらくは一箇所で修行だったよ。はは。
(畳んだ傘と柳行李、網に入れた西瓜の一玉をぶら下げて入ってきた)
(紺色の地に銀灰色の模様は、九尾狐が花火をしている奇天烈なもの)
【あまり遅くなりませんでした。時間は了解です】 こんばんわっ!
うん、ちょっと久し振りって感じだね
(挨拶を返しながら、少女も霜月にならって軽く一礼)
いやー、何だかもう、ふーりゅうとかそんなの全然忘れてたかなぁ
あまり外に出ないから、服だってレパートリー多くないし。
(何だか女の子っぽくない事を暴露しつつ、霜月の言葉に門を指さす)
いつも通り入ってきていいよ!
あたしこっちにいるからさ!
(霜月の修行の話に、苦笑の混じった笑顔を浮かべる)
こんなに暑いのに、修行っていうところが陣内さんらしいねぇ
でもでも、自分を鍛え続けるっていうのはいいことだと思うよ!
(半分ひきこもりの自分を棚に上げてしまう少女)
…んん?
(というところで、少女は霜月の持つ丸い物に気がついた)
おおっ、陣内さんそれ西瓜でしょ?
なんか変な模様だけど、あたしちょうど何か食べたかったの!
(テラスの手すりのところでピョンピョン跳ねる少女)
ねえ陣内さんっ、早くこっち来てそれ食べよう?
あたし飲み物用意しとくからさ!
(もうそれを食べるものと決めつけているようだ)
【はい、ではその時間くらいまでお願いしますね】 ああ、「ちょっと」だな。
(人間の世界とは時間の流れが異なっていそうな場所であるから)
(年単位などは少しの間でしかないのかもしれない)
(それに、この娘は何年たっても変わらないだろう。それが良いのだが)
毎日でなくてもいいが、たまには季節らしいこともしなければな。
(修行という言葉を若干異なる意味で捉えたらしい鈴に)
いや、滝に打たれたり岩山をよじ登ったりではないよ。
大勢集められて勉強……座学や実習さ。大学のような感じでね。
ま、師匠や昔の学友といささかの旧交は温めたが。
(と説明はするが、途中から彼女の関心は別の方へ向いたようで)
ああ、そのつもりで持ってきたのさ。
すぐに上がって……おっと、飲み物もいいが、これはどうだい?
(柳行李を開いて布の包みのようなものを引っ張り出し)
気が向いたら着替えておいで。そら…!
(鈴のいるテラスへ投げ上げたのは、彼女の身の丈に合わせた花模様の浴衣と帯) (修行という言葉をそのまま捉えてしまっている少女に、霜月が訂正を入れてきた)
えー、何かもっと暑っ苦しい事してるのかと思ったぁ
(勝手に想像しておいて、ちょっと残念そうな表情をする)
でもまぁ、勉強の修行でもあたしからしたらスゴイ事なんだよね。
あたしって、よく考えたら高校行ってないし。
(などと言っているが、実は中学も卒業していない)
(あまり考えなしに館に来て、そのまま居着いてしまっただけなのだ)
(思わず昔を思い返してしまった少女に、霜月が何かを投げてよこした)
うわっと…え、着替えてって…あっ!
(霜月が少女に渡したのは、花の模様が入った浴衣だった)
(普通に少女に渡したところを見ると、多分丈も少女に合わせてあるのだろう)
わあぁっ、この浴衣可愛い!
(本当に嬉しそうに浴衣を見つめ、すぐに霜月に向き直る)
じゃああたし着替えてくるからさ、陣内さんこっち来て待ってて?
(そこまで言うと、少女は渡された浴衣を持って自分の部屋に戻っていった) 暑苦しいのは確かだったな。場所の都合でね……得るものもあったが。
(高校に行っていないという言葉を受け、片方の眉毛を軽く上げ)
その気があるなら、今からでも行けるのではないかね?
(しかし少女の関心はまた別に向いた)
お気に召したようで結構。私は西瓜を切っておこう。
前にお茶を飲んだ部屋で構わないんだろ?
(微笑して館の門をくぐる。内部は前と変わらないようだ)
これでちょうどいいだろう。どれ……
(浴衣の袖を紐でたすきがけに絡げると、決して小さくはない西瓜を持ち上げ)
(ぽんと投げ上げた。直後、番傘の柄を握ってぐいと引き抜いたかと思うと)
(宙に浮いた西瓜を二、三度薙ぎつけた。仕込み刀だ)
……よし。
(一玉の西瓜が数切れに切り分けられてまな板の上に並んだ)
(出来映えに頬をわずかに緩めるが、すぐに抜き身を布で拭き取り傘に収める) (いそいそと部屋に戻ると、さっそく着ている衣服を脱ぎ捨てた)
(下着のみになって部屋の隅にある姿見の前に立つ)
(半分ひきこもり生活している割に、無駄な肉は殆ど付いていない)
(相変わらず肉感的な女性らしさはないが、引き締まった腰まわりやしなやかな手足は、相応に女性の魅力を伝えている)
おっといけない、浴衣浴衣っと。
(なだらかな胸のラインに自虐的な気分になりそうになり、慌てて浴衣を着始める)
(と言っても正しい着付けはできないから、それっぽく見えるように頑張ってみた)
…うん、こんな感じかな。
(ちょっと時間はかかったけど、一応それなりに見れるようにはなった)
あ、急がないと…たしか陣内さん西瓜切っておくって言ってたっけ。
慌てて部屋から出て、霜月の待つ部屋へ向かう少女)
(廊下をぎこちなく早歩きしながら、少女は部屋に入る)
陣内さんお待たせっ!
(部屋内では、浴衣の袖を絡げた霜月が西瓜を切り終えていた)
わわ、陣内さん、何かその格好、職人さんみたいっ
なんだろ、ほら、えっと…と、とにかく格好いい感じ!
(上手い例えが見つからず、わかりやすい単語で霜月を褒める少女)
おおー、西瓜綺麗に切れてる!
えへへ…やっぱり夏っていえばこれだよねぇ
(嬉しそうに西瓜を見ていたが、ふと思い出したように霜月の前でくるりと回った)
ねえねえ、あまり上手く着れなかったかもしれないけど…これ、似合ってるかな…?
(やっぱり少女もそういう事は気になるらしい)
【もうすぐ時間なので、次の霜月さんのレスで凍結にしてもらっていいでしょうか?】
【というか、聞き忘れていたのですが凍結してもらっても大丈夫でしょうか?】 【凍結・再開は可能ですが、どうも書き込み不安定なようです】
【明日にちょっと確認してみますね】 (西瓜を皿に取り分けていると、鈴がやって来る音が)
やあ、ちょうど切ったところだ。
ん、この格好かい? 料理などする時はこうだな。
和装でいることは年に数度しかないんだが、たまには出自を思い出す意味でね。
(こちらの格好から西瓜、さらに花模様の浴衣へと話題が目まぐるしく変わる少女)
(その姿を足元から頭の先までざっと見て、また微笑を浮かべ)
なかなかいい。しかし、紐がはみ出しているな。
(簡単に着られるよう、内側に固定のための紐がついたものを用意したが)
(胸元の紐がきちんと結べていなかったようだ。すっと歩み寄ると)
……さ、これでいいだろう。
(鈴の背後に立つと、襟の合わせ目から手を差し入れるようにして)
(ごく控えめに膨らんだ胸をさわさわと撫でた。久々の手触りを愉しんでから紐の具合を直す)
本式のものだと、もっと面倒だったな。
(懐から手を抜く際、うなじに息をふっと吹きかけた)
おっと、もうひとつ忘れていた。これもあげよう。
(自分の浴衣の袂から取り出したのは柘植の木でできた髪留め)
【先ほどレスを作って投下しようとすると「埋め立てですかぁ」表示が…】
【基本的に21時以降から可能ですので】
【どうしても書き込めない場合は「談話室」に行ってみます】 【はい、了解しました…不安定ということは何かの規制でしょうか…】
【霜月さんが書き込めるかわからないので、私の予定だけ書いておきます】
【私は明日は18時〜22時くらいまで時間が取れると思います】
【もしその時間で都合が合いそうであれば、続きをお願いしたいです】 【何事もなければ中座をはさんで明日18〜22時を取れると思います】
【では今晩、ひとまず失礼…お会いできてよかったですよ】 【埋め立ての規制は私も希にかかります】
【すぐに回復することもあれば、時間がかかることもあります】
【明日は18時くらいに来れそうとのことなので、もし宜しければ続きをお願いします】
【場合によっては談話室も覗くようにしますね】
【では私も今日はこれで失礼します】
【私の方こそ、久し振りに話す事ができて嬉しかったです】 【霜月さんこんばんは、待たせてしまって申し訳ありません】
【さっそく続きを書きますので、暫く待っていてください】 【はい、今日もよろしくです】
【おそらく19〜20時頃に夕食のため中座させていただくかと】 >831
(霜月の話によると、こういった和装は年に数回だけだそうだ)
(それだけに少女の目には新鮮に写り、その着こなしが格好良く見えたのだろう)
(勿論、霜月の元々の素材の良さなしには、そういう見方は決してできない)
(などと思っていたら、少女の浴衣姿を見た霜月が紐の指摘をしてきた)
ふえ…あ、ホントだ。
(着ている時には気付かなかったが、胸元にある紐が結べずにはみ出している)
(そこを直そうとした瞬間、少女の後ろに回った霜月の手が浴衣の胸元に滑り込んできた)
ひゃっ…あっ…!
(あまりにも自然に潜り込んだ手が、少女のなだらかな胸をそっと撫でる)
(いきなりの刺激に少女は驚いたように身体を震わせ、紐を直す霜月の顔をジト目で見る)
(それに気づかないかのように、霜月は紐を直した後にうなじにも息を吹きかけてきた)
っっ…も、もぉ…
(若干頬を赤くして、拗ねたような声を出す)
(嫌がっているのではなく、好奇心旺盛な子猫がじゃれるような感じ)
(胸元から手を抜いた霜月が、ふと思い出したように袂から何かを出して差し出してきた)
え…これって、いいの?
何か、こういうの付けたことないから、似合うかどうか分かんないけど…
(受け取った髪留めをそっと手に持って見つめる)
ね、ねえ陣内さん
(少女にしては珍しく、少しどぎまぎした様子で霜月に話しかける)
陣内さんが、これ付けてくれる?
あ、あたし髪留めとか付けたことないし…上手に付ける自信もないし…
【お待たせしました】
【中断の件は了解です】
【私も同じ理由で席を外す時間があるかもしれないので、その時は宜しくお願いします】 着物に慣れていないなら、無理もないか。
(大きく手を動かすのではなく、そっとさするような動きなので)
(合わせた襟が乱れることはない。指先や手の平で滑らかな肌を撫でていく)
(少女の視線を受けても指は止めず、ほんの少し先端にも触れた)
ふっ……これでよし。
(悪戯は楽しみつつも着付けはさっと直して)
久しぶりだからな。こうすることでも、鈴にまた会ったと改めて思えるよ。
(しれっと語る声色も自然なもの)
どうせなら、飾りも合わせた方がいいと思ってね……ん?
(髪留めを手にしたまま、普段と異なる調子で頼む鈴の目を見つめ)
そうだな、私もヘアセットは専門外だが…やってみよう。
(いささか癖はあるが、黒く艶のいい髪を指で軽く梳く)
(後ろでまとめるほど長くはないので左側、耳の上あたりの髪を撫でつけ)
(蝶を象った髪留めをピンで固定し、少し離れて見てから)
こうかな。悪くないと思うが。
(床に置いた柳行李から小さな鏡を取り出し、鈴が側頭部を見られるように)
【お互い様ですね。承知しました】 (自然に着付けを直しつつ、自然に胸を撫でる)
(わざとらしい素振りもなく馴れ馴れしくもない、それが普通とでも言いそうな程の手つき)
(そのあとの言葉も含めて、霜月という男の自然な立ち振る舞い)
も、もぉ…え、えっと…あ、あたしもっ…また陣内さんに会ったんだなって…お、思う、よ…
(結局少女は頬を染めたまま、たどたどしい返事を返すことしかできなかった)
(どうやら髪留めは、霜月が浴衣に合わせて持ってきてくれたものらしい)
(そう言われてみると、浴衣の色や模様と似合っているように感じる)
(できる事なら自分で付けてみたいけど、基本大雑把な少女に上手くできるようにも思えない)
そ、そうかもしんないけど、あたしが付けるよりは絶対陣内さんが付けたほうが綺麗にできるよ。
(何か言ってて敗北感が漂う言葉だが、少女自身は嘘は言っていない)
(後ろに回ったまま、霜月が少女の髪を梳きはじめる)
(何でもない行為なのだが、髪を梳いてくる霜月の指の感触が心地よい)
あたしくせっ毛だから、うまく留めれるか分かんないけど…
(今更の助言だが、霜月は少女の左耳の上あたりで髪を撫でると、手にした髪留めでそっと固定した)
(そして手鏡を取り出すと、丁度髪留めが見える角度で見せてくれた)
………
(無言で鏡に映った髪留めを見つめる)
(それはまるで、少女の髪に花の香りに誘われた一羽の蝶が静かに止まっているよう)
……ふぅ……
(小さくため息をつき、軽く潤んだ瞳で霜月を見る)
あはは…な、何か感動しちゃった。
た、たまにはこういうの付けるのも、悪くないね。
(そこで小さく息を吐き、ちらりと霜月を見て頭を下げた)
陣内さん、あ、ありがと…
【はい、分かりました】 ふふ…そうだな。
(少女の反応を好ましく思いつつ、両肩に手を添えて襟を直し)
ここに来ると正直になれるのがいい。
他所では捻くれ者で通っていることもあるからなぁ。
(背中の皺もないことを確かめるように手を滑らせ、終わりがけにお尻を少しだけ撫でる)
なぁに、何度かやれば慣れるさ。
(髪を梳くたび微かな香りが漂う。耳の上で撫でつけながら)
派手な色のも考えたんだが、これが気に入ったんでね。
(漆黒の髪に明るい木の色はなかなか合っているように見える)
(鏡で確かめている鈴も気に入ってくれたようだ。瞳を合わせて)
……それは何より。
(気取った様子もなく礼を返す。浴衣の袖から伸びた彼女の手を軽く握り)
じっくり選んだものを喜ばれるのは、いつでも嬉しいさ。
(銀灰色の瞳は平静そうで、幾分柔らかな光を見せた)
(少しの間、手を取って見つめ合った後に)
では、デザートといこうか。
【戻りました。ゆっくり待っておりますね】 (霜月の言葉に少し首を傾げる)
うーん…あたしにできるかなぁ
(髪留めの反対側…右側の髪を弄る)
慣れれば少しはできるかもしれないけど、元々付ける機会もあまりないし。
(今の生活リズムでは、なかなか髪留めを付ける機会は少なそう)
でも…今日はこれを見せれる人がいるだけでも、まだましなのかな…
(やはり1人で付けるよりも、付けた姿を見せれる人がのは気持ちの持ちようが違う)
(そういった機会が多ければ、少女ももうちょっとオシャレになるのだろうか)
(感動の面持ちで見上げる少女を、霜月が見つめ返してくる)
あう…う、うん。
(静かに言葉を返され、咄嗟に言葉が浮かばず、ただこくりと頷く)
あ、はは…じ、じっくり選んでくれたんだ。
何か、プレゼントなんて久し振りだし…やっぱり嬉しいな。
(そこで少女は、いつの間にか霜月と手を握り合っていたことに気づいた)
あぅ…
(心臓が高鳴るのが分かったが、特に何かするわけでもなくそのまま霜月を見つめる)
……
(何か話すべきか、それとも…などと思いを巡らせていたら、霜月の方が沈黙を破った)
あ…あ、うんっ、そういえば西瓜切ってもらってたんだ。
(ハッとしたような表情で西瓜を見ると、続けて霜月に向き直る)
ねえねえ、お皿とかスプーンとか要る?
夏らしく、このままがぶうっていっちゃうのもいいけどねっ
【ただ今戻りました!】 ふむ、必要の問題か……、ま、気が向いた時でいいだろう。
(細かな装いに凝る鈴というのもイメージと違うかもしれない)
……ふふ。
(手を握り見つめ合う、それ以上のことは今しなくとも)
(彼女が喜んでくれ自分も良い心地であることは実感できる)
(静かな悦びをしばらく味わった後に)
皿だけでいいだろう。スプーンはメロンに使うものだよ。
本当は縁側に腰掛けて…こうだな。
(西瓜にかぶりついては種を吹き出す仕種を見せる)
私も小さい頃はやっていたよ。
(西瓜を前にして腰掛け)
夏もかなり過ぎているが、まだまだ終わらないな。
そればかりはここでも同じようだね。
【ではもうしばらくお付き合いを】 (握り合っていた手が、いつもよりも熱く感じる)
(自分の体温だけでない、霜月の体温が移ったような熱さ)
(こうして過ごすのが久し振りだからかもしれないが、必要以上に意識してしまっているのかもしれない)
(高鳴っている鼓動を鎮めようとするように、少女はまた深く静かに呼吸した)
(霜月は皿だけでいいと言っている)
うん、じゃあお皿持ってくるね。
(皿を取りに行こうとする少女に、霜月が西瓜を食べる仕草を見せる)
あははっ、うんうんそうそう♪
あたしも西瓜食べるときはよくそうやってたよっ
種の多い西瓜とか結構めんどくてさ…まあそれも楽しみといえば楽しみなんだけどね。
(楽しそうに思い出を話す少女)
あっ、じゃあお皿すぐに持ってくるね。
…そっか…スプーンはメロンかぁ。
(最後は小さく呟きながら、少女は奥の戸棚から皿を持ってきた)
はいお皿っ
あとこれ、種を入れる用のお皿ね。
(今回は種を吐き出す場所がないから、それ用にお皿を余計に持ってきたらしい)
(少女も席に着き、霜月の言葉を聴く)
うん…まだまだ暑いよぉ。
でもちょっと鬱陶しいとこもあるけど、でもやっぱり夏はこうじゃないとね。
夏が暑いから、秋の有り難さも増すというもんでしょ?
(自分の皿に西瓜を乗せ、美味しそうに見つめる)
あっそういえば、霜月さんは塩はいる? (自分もそうやっていたと言う鈴に、軽く笑いながら)
だろうな。種なしはそういった風情に欠けるから、これは見ての通り種たっぷりだ。
(テーブルに何枚も皿が並んだところで)
夏が寒いと困るところもあるしなぁ……そう言えばいつだったかな、
この時期に南極の近くまで行ってきたのは。
いや、八月だったかどうかは妖しいな。
(赤道の反対側では季節が逆転することを言うが、鈴の言葉の続きに)
…いいことを言う。
(しかし、またからかうような表情と口調で)
だが、真冬にも同じことが聞けるかな? くくっ。
(皿から西瓜を一切れ取り上げて)
ああ、もらおう。
(塩の瓶を受け取ると少しだけ振りかけ、西瓜を両手で持ち直しがぶりと食らいつく)
……うん、甘みは十分だな。
(続けて二度ほどかじってから、飛び散らないように種を吐き出し)
(帯の後ろに挟んであった手拭いで軽く口元を拭く)
室内だと、やはり中途半端に行儀よくしなきゃならんな。
【今晩はもう1レスぐらいでしょうか】
【なお、今週は火・金・日が今日と似たような時間帯、水・木・土は夜だけ空く予定です】
【このままのんびりした情景で閉じても構いませんが】 【申し訳ありません、少し外出の用事が出来てしまったのでお先に落ちさせていただきます】
【30分ほどで戻れると思いますが、帰宅したら霜月さんのレスを確認します】
【私の次回の予定ですが、明後日の夜に来れますが、何時まで出来るかはちょっと不明です】
【今日と同じくらいの時間だと、私が来れるのは日曜日になりそうですね】
【あとロールの今後ですが、私的には久し振りなのでイチャイチャしたいな…と思ってたりします】
【最後に慌ただしくなってしまいましたが、今日も楽しい時間を過ごせました】
【また次回も宜しくお願いします】 【あさって水曜ですと21時頃の開始になると思われます。日曜なら夕方から】
【お望みなら、西瓜を食べ終わってから鈴も食べさせていただきますよ…と】
【お返事は後ほど確認しますね。こちらも楽しんでいます。では失礼しましょう】 携帯から失礼します、鈴です。
遅れてしまいましたが、霜月さんに伝言します。
明日の予定が決まらずこの時間になってしまい申し訳ありません。
それで明日なのですが、22時くらいまでしかいられなさそうなので、次回の待ち合わせは日曜日にしてもらえないでしょうか?
日曜日は18時くらいに来れそうなので、前回と同じくらいはロールできると思います。
ご迷惑をかけますが、宜しくお願いします。 >>856
【確認しました。20日の18時予定ですね】
【都合次第で少々遅れるかもしれませんが、先にレスを作ってもらえるとありがたいです】 >霜月さん
【伝言の返事有難うございます】
【では日曜日の18時くらいの待ち合わせでお願いしたいです】
【もし霜月さんが遅れてくるときは、続きのレスを書きながら待っていますね】 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています