はい、こちらでも呪いの方については調べておきますね。
お気をつけて。
(正美を見送ると、今夜行う調教の準備を始める)
(胸ポケットに入れたメモには今回はビルの屋内へと正美を誘う様に仕向けてあった)
……さて、今回はどんな調教をしてあげようかしら。
(笑みを浮かべ、治療院を閉じ紫色の炎に包まれ瑞葉は姿を消す)
…そろそろアレの時間ね。
(脹脛に刻まれた紋様が正美の身体に牙をむく時間帯、正美もこれについては何か対応策を練っているだろうと思い、それについての対応策も練っておく)
いらっしゃい、また会いに来てくれてうれしいわ。
(正美の頭に直接響く声でビルに入る前に正美に話しかける)
(正美が警戒して中に入らないようであれば後ろから押して中に強制的に入れる)
(ビルには相変わらず人除けの意味も含めての結界が張られており、正美が自身にかけた符のこともその時点で瑞葉には知られてしまった)
こんばんは、正美ちゃん。
(からんからんと下駄の音を響かせながら黒い着物を着崩し対照的なほどに白い銀髪と4本の尻尾を揺らしながら瑞葉は柱の陰からゆっくりと現れた)
何か仕掛けているようだったけど残念ね、これからそれを切らせてもらうわ。
(指をぱちんと鳴らすと感覚封じの符は全く効果を意味を持たなくなり、性行為や自慰を行いたい衝動に駆られるだろう)
それじゃ、この子とも遊んでもらおうかしら。
(瑞葉が着物の懐から式札を取り出し、正美を狙って投げつける)
『呼び出すは冥府の水、獲物を襲いその身体を拘束せよ』
(呪文を唱えると黒く粘性のある液体が意志を持って蠢き、蛇のように這いながら廃ビルの中を音もなく移動し、正美を狙う)
(液体は正美の死角から体当たりを仕掛けたり、適度に正美を攻撃し終えると服の隙間から中に入り込もうとする)
(中に入り込むことに成功すると、液体は服の下でボンデージのような形を形成して正美の身体を締め上げる)
(撃退することができると瑞葉は別の式を召喚するだろう)
(また、瑞葉に攻撃を仕掛けようとすると瑞葉は雷撃と炎で舞う様に応戦する)
(基本的に瑞葉自身は正美に対していまのところは何も攻撃はしてこないが、正美が攻撃すればカウンターを取るようにして攻撃を仕掛けてくるだろう)