(正美が慎重にロッカーの扉を開けると中には正美の持っていた符が3枚しまわれていた)
(だが扉を開けると同時にロッカーにはトラップが仕掛けられており、扉が完全に開くとロッカーから触手が伸びて正美の手足を拘束する)
(その拍子に大きな音が鳴ってしまえば式が正美の方へと歩み寄ってくるだろう)
(一応脹脛の刻印の効果は薄められているようで瑞葉の式たちは注意した方向を確認しない限りは正美の存在を感づくことはないだろう)
(だが薄められているだけでいつ刻印がその効果を元に戻すかはわからない、正美自身が霊力を大量に使用したりすると、その霊力が刻印に伝わって正美の存在が他の妖魔たちにも強く主張されてしまうだろう)
(触手に拘束されたまま抵抗せずにいると、昨日正美を犯した式と同型の式がやってきて正美に襲い掛かるだろう)
(式の動きはやはり鈍く重いが、捕まってしまうと秘所に力強く反りあがった男性器をねじ込まれて一度絶頂に至って内部に子種を有さない精液を流し込まれるまでは解放してくれない)
(また、正美が纏っているボンデージもその拘束に便乗するようにその身体を締め上げ、快感の喘ぎを上げるたびに電撃を体に撃ち込んでくる)
(しかし、運良く符を取ったり霊剣を作り出して応戦したりすればこの危機からは脱出できるかもしれない)
(拘束される前に何か対応を取れば正美の背後にいる式は気が付かずにその場を通り過ぎるだろう)