言っておくが、この短刀では子宮の中の玉を取り出すことはできないぞ
いや、できるかもしれないが、それには俺を遥かに上回る技量が必要だろうな
(身体を抱くようにする正美の頭を踏みつけて床に押し付け踏みにじりながら愉しそうに告げた鬼劉は、足をどけると髪を掴んで無理矢理立たせて、自身に寄りかからせるように背後から抱き締めた)
そろそろか
(正美ぼ胸を揉みながら、顎を掴んで顔をあげさせると自身の方へと顔を向けさせて、その唇を奪う)
じゅちゅ、ちゅ、じゅりゅ…………
(口の中へと舌を入れて正美の口内を蹂躙して彼女の唾液をすする)
(それを飲み込んで唇を離せば二人の間に唾液の橋が出来上がる)
あの玉はな、振動を発せば発するほど熱を帯びる
熱を帯びるといってもそこまで熱くなる訳じゃない、精々体温より僅かに高い程度だ
その段階に至るとあれらは磁力を発しはじめてな、互いに反発し合うのさ
ほら、お前の中で玉が振動を発しながら泳ぎ始めたぞ?
(正美に腹部に手を当ててその中の様子を伺っていた鬼劉が、ようやく始まったそれに愉しそうな声をあげる)
こうなれば中絶のような形では取り出すことはできない
お前は今後これと付き合いながら生きていくことになるわけだ