(ある日、目が覚めたら女の子の体になっていた)
(病院とかに行っても元々女だったんじゃないの?・・・みたいな反応でまともに相手してくれなかった)
(学校も休んで家族一同で原因や元に戻る方法を調べたけれど結局はわからなかった)
(もう無理だと判断した僕の親たちはこれからは女の子として生活することを僕に勧めた)
(僕ももう親に迷惑はかけられないと思い、悔しいけれどそうすることにした・・・)
(それから月日が経ち、女になってから初めての登校)
(初めて着る女の子の服(制服)にボタンが逆とかリボンタイの付け方やらで戸惑い、家をでる時間が遅れてしまった)
待たせてごめん!お父さん!さ、行こっ!
(一緒に走って駅に向かう)
はぁ、はぁ、間に合え・・・
(急いで切符を買って改札を通過する)
(ふと横を見ると父の姿がない。後ろを振り返るとぜぇぜぇと息を切らしていた)
お父さん!早く早く!もう電車いっちゃうよ!
(そう言って乗り場に続く階段を駆け上がる)
(無防備に短いスカートが浮き上がって自分より下にいるサラリーマンたちに)
(下着を見られているのににも気づかないほど必死に駆ける)
【遅くなってすみません】
【こんな感じでいいですかね】