>>93

分かっていないな。
滴る汗の芳香は天然の香水のようなものだと言うに。
今宵の最初の一口は薄味になりそうだな。
――直に、私の好みに染めてやるが。
(眉をしかめた笑みでもって彼女の答えに返した)
(着物を一枚一枚脱ぎ捨てていく姿を平然と視姦し、そのたわわな実りが露わになれば視線は彼女から分かるほどに刺さるだろう)
(彼女の背後に立ち、共に座って行くと自分のあぐらに座らせる)
(寄り添えばびくともしない筋肉の壁、男の体が支えるだろう)

あいも変わらず大きいな。
これほどの実りは、知る中では皆無に等しい。
(息を呑むような吐息が首筋にかかる)
(古傷だらけの腕が両側から伸びて、正美の乳房を掬いあげる)
(少し強い、指で揉みほぐすような愛撫)
(大きいがゆえに、好きにされる光景は目の前で行われる)

(いきり立つ股間の硬さはすぐさま大きな尻で感じられるだろう)
(長く黒々とした使い込まれた巨根)
(柔らかいおしりの感触に興奮しているのがはっきり分かる硬質)
(幾度と彼女を鳴かせた凶器だ)

正美、私のを跨げ。
挿入れなくとも良い。
(耳元で命じる声が響く)
(そり立つそれの上に自らの秘裂を添えて、しごけと言っているようだ)
(いわゆる素股を座位でやろうと言うらしい)
(そうなれば動くのは正美からだろう)
(答えをせがむように握った手は、乳房から離れようともしない)


【かしこまりました】