(病的なまでに白い部屋、壁や天井などの境なども見えないほどの白い空間の中、その中央に小柄な少女が一人拘束されていた)
(両腕を天井から吊り下げられた鎖に拘束されて強制的に立たされた状態で拘束している)
(部屋の隅のほうに彼女が愛用していたライフルやそれを収めているギターケースが置かれているが、内部の弾薬などはすべて抜かれておりただの置物といっても相違はない)
――ごきげんはいかが? カリン・レーベス
(少女と同年代かそれより若いくらいの声が部屋に響く)
―あなたがなぜこの場で拘束されているかはわかるかしら
―あなたは私の依頼した任務に失敗したのよ
これからあなたにはその罰を受けてもらうわ
(壁と同化していた扉が開き、中から純白のスーツを着た齢16程度の少女が現れる)
…
(カリンの頬に平手打ちを一発入れ、少女はカリンから離れる)
いいわ、やっちゃって
(彼女の号令とともに部屋の壁に穴が開き、豪速の鉄球が放たれる)
(鉄球はカリンの腹部に命中するだろう)