(いつものように簡単に終わる予定だった依頼)
(しかし自身のちょっとした油断により、ターゲットを取り逃がしてしまった)
(その旨を依頼主に伝えに行ったところまでは覚えている)
(気づけば眩しいほど真っ白な部屋に、両腕を吊り下げた状態で拘束されていた)
(キョロキョロと辺りを見回し、自分のライフルを確認したところで、白い壁の扉から自分と同じ年代くらいの少女、今回の依頼の依頼主が現れた)
…罰……?罰とは一体……?
(少女はカリンの質問に答えることなく、カリンの頬に平手打ち)
……っ!!…あ"ぅっ……!!……かはっ…!…うぅ……
(自分から離れる少女を悪い目つきで追っていると、部屋の壁に穴が開き、そこから目にも留まらぬ速さで、しかもカリンの腹部へ、鉄球が飛んだ)
(カリンは突然の腹部の鈍い痛みに喘ぐ)
(罰。というものが今分かった。カリンはもう一度少女を睨みつける)