>>264
!?
(突然耳元に囁くような声が聞こえて慌てて振り返る)
(”気配が感じられなかった…”、そう思いながらブラウスの裏の札に手をかける)
こ、こんばんは…
(振り向いた先には長身長髪の妖艶な芳香とは正反対の女性が立っていた)
ちょっと…探し物をしてまして
(黒いシャツにジーンズ、紫がかった長髪と全体的に黒い印象を与える女性から、ただならぬ気配を感じ取った芳香だったがその女性の雰囲気に圧倒されて身動き一つとることもできなかった)
(女性が芳香に近づいて、髪をを撫でたとき、芳香の嗅覚には得も知れない強烈な生臭い臭いが伝わった)
あなたは…敵だッ!!
(退魔師としての本能的に芳香は女性を敵だと認識して服の中から札を何枚か引っ張り出して構える)

(芳香が周囲に目を配ると、周囲はいつの間にか今まで見ていた街並みから様々な時代の廃墟が並ぶ景色が広がり空は先ほどまでと同様の夕焼け空がそのままの状態で固まっていた)
閉じ込められた…巫女服も持ってきておけばよかった
(後悔してため息がこぼれるが、すぐに眼前の問題に意識を集中させて札を投擲する)
(札は投擲されると青紫色の炎を纏いながら死魔へと飛んでいく)

>>265嘔吐、浴尿ともに大丈夫ですよ】