(次に移るか、と美鈴が声をかけると同時に……。ウィィイイイン、ブゥィィィーン。
ブバァッ、とクッションを突き破って勢いよく七瀬の目の前に飛び出してきたのは鉄製の一本の棒だった。
どうやって突き出してきたのだろう、長く細い棒の先に、丸く細長い球体がくっついている。)
「!!?」
(声にならない悲鳴を上げる七瀬。
その長さは……座っている七瀬のすぐ目の高さまで出てきたということは1メートルぐらい、先端部は一番太いところで直径2センチといったところ。
その棒のデザインに七瀬は既視感を抱いた。
もうほとんど思考を放棄してしまった記憶、かつてIQ120を誇ったその残滓でどうにかそれを思い出す。
小学校の理科の時間、植物の授業の中で見たような……そうだ、このデザインは。)
「メシ、ベ……?」
(死ぬ覚悟はとうの昔に終わっている、むしろ早く、家族の幻影の記憶がまだ脳裏に残っているうちに逝きたかった。
ただ、この金属製のメシベがどのように自分を逝かせてくれるのか、それにだけ興味があったし、それ以外のことには最早特に興味はなかった。)
「……ナニ、これ。」
(そして、そこで七瀬は下腹部の痛みのせいで先ほどまで気づかなかった違和感にやっと気づく。
梨を操作する前後もしくは電流で「むこう側」に逝った間だろうか?
いつの間にかスカートの後ろ側が大きくまくりあげられていた。
それと、違和感の原因がもうひとつ。
今の「メシベ」の衝撃なのか、もしくは他に玉座に仕掛けられた何かのメカニズムのせいなのか、ショーツが二枚とも破られている。
要するに、今の七瀬はちょうど女性が洋式トイレで用を足す時のように座面に直接臀部を押し付けて座っている状態で……。
ちゅぷん、と部屋に響いたのは玉座の座面からの小さな湿った音。)
「ひィ!?」
(その不意打ちに七瀬は思わず甲高い悲鳴をあげる。
苦悩の梨を膣に挿れられ、心身ともに激しく消耗した結果、注意力を大きく欠いていたのだろうか。
今度はその後ろに位置する形の良い菊門……アヌスに何の抵抗も試みないうちに、小さく、冷たい異物の侵入する違和感。
ひやりと汗が垂れ、生死に関するものとはまた別の本能的な恐怖が七瀬の心の中を占めていった。
先ほど美鈴相手に契を交わし、処女を捨てた七瀬だったがアナルへの異物挿入はまったくの未経験である。
が、そんな彼女の経験などおかまいなしにヴヴウウゥゥゥンと音を立て、金属製のメシベは七瀬の直腸の中に蕩ける感触のゼリー状の何かを放出。
その中を泳ぐように、3センチ、4センチと……上に上に目指してゆっくり侵食し始める。
その機械的で冷たい不吉な進軍に七瀬は思った、あるいは美鈴自身の手で苦悩の梨を挿れられた時のほうがまだ優しかったかもしれない。
途中、何度か梨によって引き裂かれた下腹部の痛みがぶりかえし、激しく顔をしかめる七瀬を他所に
メシベはただ、上方を目指して再び七瀬の直腸への強姦を再開する。)
「ネ、ねぇ……っ!?」
(そして、直腸のなか、メシベの進撃の勢いを感じながら不安そうな顔で遠く離れていった美鈴に七瀬は、瀕死の声を振り絞り、問いかけんとばかりに見つめる。
これ、何。私、どうなるの?と……。が、美鈴が彼女の問いに問いかけるより早く、もしくは応えた直後……)
「イィィィイッ!!!!!!?」
(ブスゥッ!と激しい音を立てて、結腸の辺りに激痛が走る。)
「イ、イマのって……!?」
(間違いない、めしべの中に仕込まれていた穂先か針か、あるいは他の何か「刃」のようなものが邪魔な七瀬の臓器を切り裂いたのだ。
ぷしゅうとその辺り一帯に再び生暖かいローションを放出する感覚。
そして、この掘削で密度の低い腹腔に侵入したのだろう。
この玉座に隠された最大の処刑装置のひとつ、「槍」としての本性を見せたメシベはどんどんとその陵辱のペースを早め――
今度は腹大動脈の詰まったスペースを押しのけ、たまにその表面を削りながら進んでゆく。)
「ングゥヴェアヴィイイイイィイイイイィッッ!!」
【引き続き>>23のうち串刺し部分の前半を返信します】
【「華」がテーマとのことでしたので少し>>23の槍の形状を変更してみました(上に書いた演出のうちの一つです)】
【そのままだとスカートや下着を突き破れそうにないので少しだけ変更させて頂きましたすみません】
【まだ肩まで貫通していないというか胃すら貫通していませんが一度ここまで投稿致しますので】
【美鈴様、何かこの時点で反応して頂ける点がありましたらよろしくお願いいたします。】