(リモコンを操作した後、美鈴はカメラの外、拷問器具の立てかけている壁に寄りかかって七瀬の様子を腕を組んで見ているだけだった)
(クライアントが七瀬の最期として指定した処刑、それを行うのは美鈴ではない)
(『万が一』のことを想定して処刑対象に情を持ったりした場合などを考慮し、七瀬が座っているその玉座が自動的に七瀬の処刑を行う)
((雌しべ…か、連中は人の体を用いた花でも咲かせるのか…))
(七瀬を処刑していく工程を静かに見つめ続ける)
(七瀬にこの器具はなにかと聞かれたが、それは美鈴の知る範疇ではない)
最期の処刑だ、ここから先は私が手を加えることはないだろう
(最期は人の手ですらない、機械の自動操作による処刑で七瀬の最期を迎えさせるのだという)
(メシベが七瀬の肛門を犯し、おそらくはゼリー状の何かを流し込む)
(次にメシベは上方を目指し、七瀬の直腸への強姦を行っているようであった)
(不安そうに七瀬が己の逝く末を聞いてくる)
君は美しい花になる、華麗に、儚く、血という花弁を舞わせながらな
(そう答えた直後だった、七瀬は返事の代わりに悲鳴を上げる)
(その悲鳴はだんだんと人間の上げるものではなくなってきていた)
【>>29、大丈夫ですよ、また明日よろしくお願いします】