(リンが様子を伺おうとしていた調度の頃だった、混ぜた弛緩剤がシエラの体に浸透して椅子から転げ落ちる)
(片手にハンドガンを持って、リンは悠々と歩み寄る)
…大丈夫ですか、シエラさん?
(先ほどまでの明るくまじめな雰囲気とは対照的なほど冷酷で冷たい声で倒れたシエラに問う)
誰にやられたんですか?
(自分がやったことだというのに余所余所しく言う)
ふふっ…
(ハンドガンの照準をまずはシエラの右脚に合わせる)
―バンッ!!
(乾いた音が部屋に響き、銃弾はシエラの右太腿に命中した)
(白いスカート越しに銃弾が命中した証拠として血痕がじわりと浮き出る)
念のためもう一発
(二発目は左脚の脛のあたりに命中する)
これでとりあえずはどこかに行っちゃったりとかはしませんよね
(口角を吊り上げ、悪意から浮かぶ笑みが見える)
さて、実弾は当分お預けですね…
(部屋の片隅に置かれた鞄に使用したハンドガンを入れて、注射器とナイフ、リボルバーを取り出す)
(その場からリボルバーでシエラの胴を狙い銃弾を放つ)
(命中すれば先ほどの銃弾と同様に激痛は走るがそれだけで血が出たり体内まで入り込む感触はない)
最近の軍はすごいですね、訓練用かは知りませんけど非殺傷弾も用意されてるんですから
(撃ち込まれた銃弾はゴム弾で、撃たれた激痛のみがシエラに走る)
この時のために少しばかり拝借させてもらいました
(2発、3発と的確に頭を狙わずに腕や足、胴などを狙い撃ちながら、シエラの方へ近寄っていく)
失礼しますね…
(シエラの首に注射器を刺して薬物を体内に投与する)
軍部の人たちが尋問用に開発した薬です、効果はどんなに激痛を与えてもショック死や気絶はしないようになるっていう仕組みだそうです
これで目いっぱい楽しめますね?
(シエラの体を引きずって壁際まで持っていくとナイフを肩に突き刺す)