リンさん……?
わ、分からないです……
(左から聞こえるリンの声。しかしその声は先ほどまでの明るさはなく、対照的な冷たいような声色だった)
(それに少々疑問を抱きつつも、リンに言葉を返す)
……リンさん、それは…っ?…っ!!あ"ぅっ!!!
(目を動かしてリンの方へ視線を向けると、リンの手には何かが握られていて、こちらに向けている)
(シエラがそれが何かに気づく前に乾いた音が耳を劈き、シエラの右脚には熱と激痛が走った)
……リンさん…!何故そんなもの……ぅあ"あ"!!
(何が何だかわからない。さっきまであんなに優しく笑顔を向けてくれた純粋な少女が今自分に銃を向けて発砲している)
(……これは夢?そんなシエラの淡い期待を両脚の痛みと、リンの邪悪な笑みがさっぱりと掻き消す)
一体これは……っ……あ"あ"!!
(リンに苦悶の表情を向けて、この状況の理由を問おうとするもそれはリボルバーから放たれたゴム弾によって途切れる)
ぅあ"!!やめ、やめて下さ…ぐぁあっ!!
(次々とシエラの白い肌に激突するゴム弾)
(混乱と痛みでまともな思考が出来なくなっているシエラ。今はとりあえずこの少女を制止しなければと、懇願の言葉を言うがそれも無慈悲に途切れてしまう)
ぅ………うぅ……痛い…痛いぃ………っ、い"ぁぁっ!!
(そしてあまりの痛みにシエラの目からは涙が溢れ始める)
(そんなシエラに遠慮なく、躊躇うこともなく壁際へ引きずって、リンはシエラの肩にナイフを突き刺した)
(壁にもたれかかるシエラの視界は涙でぼやけているが、白いスカートに滲む血、肩に刺さるナイフの柄、そして少し見上げればまた邪悪な笑みを浮かべたリンが見えた)
【すみません。そろそろ眠気も限界なので、凍結ということにしていただけませんかっ?】