>>562
ぐぅぅっ!!あ"あっ!

(鉈の刺さったスカートはすぐに破れ、次に右足に突き刺さり、引っ張られる)

嫌、やだっ!やだぁっ!ぎゃぅっ!!

(さっきの続き。それは指を切り落とすという拷問)
(シエラの薬指に鉈が振り下ろされて、薬指が血と共に飛ぶ)
(痛みで反射的にビクリと暴れて抵抗してしまうシエラにリンはシエラの下半身を銃撃する)
(次は中指。恐怖と血と涙に濡れた表情をリンに見せて甲高い声で叫ぶ)
(次は人差し指。床に落ちている三本の指と、今飛んだもう一本の指。シエラはもう気が狂ってしまいそうになっている)
(最後は親指。脳内が恐怖に支配され、身体が痛みに抱き締められているかのような激痛にもはや死んでしまいたくなる。しかし死ねないという現実が絶望へとさらに陥れる)

えっ……えっ…あ"っ!!がっ…!!!ぐぅあ"あ"っ!!
お"あああぁっ!!きゃぁぁあ"あ"っ!!

(だがまだ終わらない。リンはおもむろに大型ナイフをシエラの指のない右手首に添えてギコギコと切っていく)
(シエラは絶え間なく叫び、段々と自分の右手から感覚がなくなっていくのを感じる)
(切れ味のなくなったナイフは右腕に刺さるがそんな痛みよりも切り離されようとしている右手の痛みが大きかった)
(そして、残るは骨だけとなった時にリンは鉈を振り下ろして手を切断した)

……あ"っ…ぅっ………お"ぇぇ……げほっ…げほっ…!

(平和で暖かく暮らすはずだった宿の床には血だまりで真っ赤に染まり、もともと手だったものが散乱している)
(そんな光景と手のない自分の腕を見て、シエラは吐き気を催し、血だまりの中に胃液と携帯糧食を吐き出す)