ぅぐぉお"あ"あ"あ"っ!!あ"ぅぅ!ぐっぅうううっ!!
(身体を掻き毟るシエラに鞭が振るわれる)
(その鞭は普通のものではなく、返し付きの棘が付いていて、身体を叩くたびに叩いた箇所の肉が抉られるというものだった)
(壮絶な痒みと痛み。本来ならばショック死するはずの苦痛だが、それをハッキリした意識で味わう事はこの世で最も苦しいだろう)
(次第にシエラの着ている服は鞭によって裂かれ、露出した肌は肉が抉られたり、掻き毟るため赤黒くなっていた)
あ"……ぉお"…………ぉ………
(たった5分間。永遠とも思われた地獄が終わり、シエラの身体はビクッビクッと痙攣し目も虚ろだ)
(身体的に死にかけているシエラに今度は栄養剤が注入される。これでまだまだ生きていかなければならなくなった)
……いや………いやっ……殺して……殺して…
(シエラに拷問の種類の選択を与えるリン)
(シエラは選択せず、リンの脚に血みどろの左手ですがりつき、この苦痛から解放してくれと願う)
(リンにとっては何度も聞いた言葉を虚ろな目をして呟き続ける。リンは次の甚振りの道具は独断で選ぶ事になるだろう)