…!!きゃああ"っ!!あ"ああ……
(8本一気に引き抜かれ、耐えられるはずもなく悲鳴をあげる)
(残り11本。猶予の悲鳴はあと8回。長く遠いゴールだが、シエラは耐えなければならない)
あ"っ……ぐ………うぅあっ!
(腰辺りの針を何度か弄び、斜めに引き抜く。ゆっくりとした抜き方であれば何とか耐えられるのだが、少しでも角度が付いたりすると痛みは何倍にもなる)
(また悲鳴を上げてしまった。残り7回)
ぐっ……くぅあ"あ"…!
(今度は普通にゆっくりと引き抜かれたが、精神の限界が近いシエラの口からは自然と悲鳴があがる。残り6回)
…ん"っ!ぎゃぁっ!はうぅっ…!!んっ…!
(針が刺さった状態で何回か周り、体の内側をめちゃくちゃにする。耐えようと努めるが悲鳴が口から漏れる)
(残り5回)
……!…お"あ"あ"っ…!!
(一度針は深くに入り込み、絞り出すような悲鳴が出た。シエラは追い込まれている。残り4回)
……ぐうぅっっ!!
(次こそは耐える次こそは耐える。そうやって自己暗示するが無慈悲に多様な抜き方をされるとどうしても悲鳴を上げてしまう。残り3回)
………ぐっ…きゃああっ!!
…はぁっはぁっ、お"うぅっ……あ"あ"あ"!
(その後の引き抜きも耐えられず、猶予はあっという間に残り1回となってしまった)
(しかし、抜く針も後1本……額に冷や汗を垂らして荒い呼吸をしているシエラは口を強く閉じて最後の1本が抜かれるのを待つ)