>>642
いや……やだぁっ!!

(頭を押さえつけられ、自分の眼球へと迫る二本の指)
(その指がまぶたに触れる前に、力を振り絞って全力で抵抗し、リンを押し倒す)
(シエラはもうリンの事を変えようなど思っておらず、その証拠としてリンを見る目はまるで化け物を見るかのような目をしている)

こ、来ないで…!

(シエラは後ずさりして、左手で床に落ちていた針を掴みリンに投げつける)
(抵抗した時に力は使い切った事と、恐怖で身体が震えていることもあり、投げつけた針の勢いは弱々しく当たっても大したダメージにもならないだろう)
(針を投げた後はまた後ずさりで部屋の扉へ向かって、逃げようとする。普通に追いかければ逃げるシエラを捕まえることは容易い)