うぅぐ……いやだ….イヤだ…ぁ……ぅぐっ!
ぅう…あ"……痛いっ…!
(残った左目に映るのは右脚を砕いた金槌を持つリンの姿)
(また失う。また痛みが来る。その事実にシエラは発狂寸前で呼吸も乱れていく)
(まだ痛む眼球を押さえているシエラの腹に蹴りが入り仰向けにされ、左脚の膝にリンの足が乗り、そのまま左脚の踵が持ち上げられようとしている)
(しかしそれで脚の太い骨が折れるはずもなく、リンは乗せた足をどけて諦める)
……!!あ"あ"あ"!!
…ぐっ、がぁっ!あ"ぁあ"ああああ!
(すぐさま金槌で膝を破壊。後に苦しむシエラを押さえつけるように太ももに乗り、再び脛を勢いよく持ち上げた)
(ベキッ。リンの耳にはそんな音が聞こえ、手には鈍い手応えが感ぜられるだろう)
(左脚が逆に曲がり、骨の激痛と共に左膝から下の感覚が消える)
(身体をばたつかせて苦しむシエラを余所に、リンは脚を切り落とそうと鉈を触れさせた)