>>658
(大きく鉈を上げてシエラの膝を狙い鉈を振り下ろす)
あっ
(狙いがズレたのか鉈は膝より少し下に入る)
あらら、やっちゃった…
(リンはそれを些細なミスとしてとらえ、すぐに引き抜いて切断作業に復帰するがされている側のシエラにとってこのことは些細なことではないだろう)
(その後も膝に鉈が入る時と脛などのあらぬ方向に刺さってしまう時とが多々ありながらあと一発鉈を入れれば足を切り落とせるというところまで来る)
さて、これでシエラさんも身軽になりますよ、よかったですね!
(リンが身勝手なことを言いながら最後の一発を膝に入れる)
(骨の残骸や筋組織を切り、それでも切れなかったところをリンが自力で引きちぎる)

さて、さっさと止血しないと…
(2回止血のために使ったガスバーナーをシエラの脚に向かって放射しようとしたがいくらスイッチを押しても火はつかない)
あれ、切れちゃったか
(ガスバーナーを捨てると1リットル程度の透明の液体の入った瓶を取り出し、残っている脚を片足で押さえつけビンの口をシエラの膝の切断面に近づける)
(特に臭いはしないが若干の粘度のある水がシエラの傷口に降りかかる)
(その途端物が焼けるような音と、火で炙られるよりも熱く激しい激痛がシエラを襲う)
濃硫酸です、硫酸弾にでもするつもりだったのかな、ガスバーナーの燃料が切れちゃったみたいなんでこっちで代用させてもらうね
(暴れるシエラを抑えつけながら出血している脚の切断面全体に濃硫酸を振りかけ、用が済むと蓋を閉めてバックの中にしまう)