ほら、これで余計な物もなくなって綺麗になりましたよ
(硫酸で止血処理を施した後、切り落とした腕と脚の断面は包帯を巻いて血で汚れた白かった下着を脱がし体や顔を綺麗に拭いて生まれたままの姿で椅子に座らせる)
左腕はこれからも作業とかシエラさん自身でちょっとしたいことぐらいあると思いますから残しておいてあげますね
(切り落とされたその他の四肢を拾い集め一纏めにして置き、テーブルには切り落とされた指や肉片などが皿の上に盛られ目玉の入った瓶が置かれている)
ふーっ…これで一段落付きましたね
(リンの着ていたスリップは幾度となく返り血を浴びて赤黒く染まり、爪などには拭いきれていない血がこびりついていた)
かなり疲れましたし休憩にしましょうか
(バックから注射器を取り出すとシエラの首にそれを刺す)
栄養剤です、毒じゃありませんからね?
(内部の液体をシエラに注入し終えると、注射器を抜き取って放り投げる)
身体の疲労とか負担だけだったらこれでなんとかできますから
(向かい合わせになるようにリンもシエラの真正面に座って、その姿をじっと見つめる)
(シエラから見ればリンは前髪が乱れている影響で髪の隙間から赤い瞳が相変わらずこちらを覗き見ているように見えるだろう)
ねえ、シエラさん、殺してほしいですか?
それともこれで拷問をやめにしてほしいですか?
(リンが不意に質問をする)