!?
(周囲の探索をしていると、出入り口に頑強なシャッターが降りる)
バレた…?
(いや、それにしては静かすぎる。侵入者の発見などの警備システムであればけたたましいブザー音などが鳴り響くはずだ)
(無理やりこじ開けようとすれば己の指が持っていかれかねない、それに貴重な弾薬を触れただけで頑丈だとわかるこの扉に浪費するよりかは内部で『万が一のこと』に遭遇した時のために取っておくことにした)
進むしかないか
(もう後に引けなくなった葵は奥へと進む)
(すると、研究所の廊下は十字路に差し掛かった)
(耳を澄ませて周囲の調査をすると中央の通路から何かのむさぼる音が聞こえる)
―犬でも逃げ出した?
(銃の弾薬を確認し、いつでも発砲できるようにしてその音の主へと近づいていく)